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びぶりおふぃりあ

ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

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クロエ を見た

Amazon Primeでドラマ『クロエ』を見る

真夜中の不在着信。
それは何年も会ったことのない少女時代の親友、クロエからの電話だった。

ベッキーの暮らしはイケてない。
仕事はしがない派遣社員で、おまけにボスはいつまでも自分を信用せず、事務的なことはすべてわざわざ産休中のアシスタントに電話をしてやらせている。
ママと二人っきりで生活しているけれど、ママは進行中の認知症でまともなコミュニケーションが取れないうえに、二人目の娘サーシャがバスルームで亡くなったのは事故ではなくベッキーのせいだという妄想にかられている。
ベッキーは孤独だ。

そんなベッキーの気晴らしは、ちょっとしたほかのだれかに成りすましてパーティーに紛れ込んだり、ハンサムな男性と一夜を過ごすこと。
でも家に帰ってしまえば魔法の解けたシンデレラのように粗末なベッドにもぐりこみ、かつての親友クロエのSNSをチェックせずにはいられない。

真夜中の不在着信が、クロエからだと知ったのは、警察から電話がかかってきたからだ。
とうに絶縁して、電話番号も知らなかった。
そんなクロエからの電話が、彼女が自殺する直前にかけたものだということを知ったベッキーは、得意のなりすましで新たなサーシャという人格を作り出し、クロエをとりまくセレブな人々に近付いていく。クロエの死の謎を解くために。


私は好きなドラマだった。
特に、ベッキーが安全な場所からなぞ解きを楽しむ探偵として調査をしているのではなく、自分自身の体や生活をひりひりと危険にさらしながらどうしようもなくミステリーに突き進んでいく様がよかった。ベッキーが最大に危険にさらしたのは、彼女のこころ。転校した後セレブな人々と親しくなってベッキーを拒絶し、心底彼女を傷つけたクロエとの絆を、たった一人でもういちど信じ、ついに真相にたどり着く物語は、私自身の少女時代も救ってくれたような気すらする。

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