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びぶりおふぃりあ

ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

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刑事ジョン・ルーサー

オススメ度:★★★★☆
オススメポイント:イギリス人の人間性

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この前も書いたんだけど、私、ルース・ウィルソンが大好き。

彼女が出ているという理由で『刑事ジョン・ルーサー』も見ている。

BBCのドラマ。
やっぱりイギリスのドラマって、どこか暗いっていうか、しみったれてるっていうか、救いのないところがある。全てが暗い。なんか、インテリアとか建物も、古くて居心地悪そうなんだ。
人間だけはその暗さが奏功してちょっと複雑で深みがある。

主人公、ジョン・ルーサーは『WIRE』にも出ていたイドリス・エルバ。『WIRE』では超悪役ストリンガーだったけど、一応、『刑事ジョン・ルーサー』では正義の味方。ロンドン警察の警部で、切れ者の刑事だ。別の意味でもキレちゃうところが玉に瑕で、いつも何かと重めのトラブルを抱えている。
一応正義の味方、と言ったのは、このドラマの中で、ロンドン警察ってかなり汚職まみれで、ギャングとつながりがある。
そこでなんとかすれすれに自分の中の一線を踏み越えずに裏社会と渡り合う、なかなか葛藤のある役どころなのだ。
イドリス・エルバはこのドラマでゴールデングローブ賞を取ったそうだ。納得の演技。

我が姫ルース・ウィルソンは、両親を殺した天才的な科学者アリスとして登場する。賢くて、つかまらない。
証拠がないから野放しになっているのだけれど、ジョン・ルーサーだけは彼女が犯人だと見抜いている。
彼女はそんなジョン・ルーサーに興味を持ち、彼を助けたり、ちょっとじゃましたり、絡んでくる。
この役ではルース・ウィルソン、赤毛なんだよ。とても可愛い。アリスって名前も超かわいい。そして、全然露出がないし、色っぽいシーンもない。(やっぱり『アフェア 情事の行方』は、脱がせ過ぎたルース・ウィルソンに嫌がられて降板されちゃったのかな…)

まだシーズン2までしか見てないんだけど、一番面白かったのはシーズン1の裏切り劇だなぁ。

ジョン・ルーサーは仕事熱心な切れ者であるがゆえにギャングとつながりのある親しい刑事イアンの秘密に近付きすぎてしまう。イアンも根っからの悪人というわけではなく、ギャングとのずぶずぶの関係に毒され、甘い汁を吸っていただけだったのだが、自分の地位を脅かされて次々と殺人に手を染めてしまうのだ。
逃亡中、ジョン・ルーサーの元妻ゾーイを人質にジョン・ルーサーをおびき寄せようとするイアンだが、抵抗したゾーイを射殺してしまう。
そしてジョン・ルーサーに濡れ衣を着せて、自分はロンドン警察でジョン・ルーサー追跡の指揮を執る。彼の秘密を知っているのは、日ごろから一匹狼で告げ口する相手のいないジョン・ルーサーだけであり、彼を抹殺すればイアンは生き延びることができるのだ。
仲間であるロンドン警察に狙撃されそうになったジョン・ルーサーは間一髪でそこを逃れて、アリスとともに裏切り者イアンを追い詰めるのだけれど、追い詰められたイアンは「自分にはとてもこの状況が耐えられない」と蒼白な顔で震え、逮捕ではなく殺されることを望む。

この一連のドラマが、ほとんど人間性だけで組み立ててあるところが素晴らしかった。

イアンの二面性、繊細な心と狡猾な裏切りは迫真の演技で、私はイアンを演じたスティーブン・マッキントッシュにも何か賞を差し上げたいと思った。
また狙撃から逃れる危機一髪も、部下であるジャスティン・リプリーの人柄によって救われるという機微が良かった。

イギリスのドラマの中ではかなり好き。イギリスの良さが出ていると思う。

映画化の噂もあるみたいなので、是非チェックしてみて!
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