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フェリクス・ホフマン

ここでは、「フェリクス・ホフマン」 に関する記事を紹介しています。
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オススメ度:☆☆☆☆☆
オススメポイント:おかあさんこわい
おおかみと七ひきのこやぎ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
グリム フェリクス・ホフマン

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二歳半の娘が大好きな絵本のひとつ、おおかみと七ひきのこやぎです。
あらすじ
お留守番している7匹の子ヤギがオオカミの侵入を防ぐために知恵を働かせますが、
結局粘り強いオオカミにだまされて食べられてしまいます。
しかしオオカミが満腹でねむりこけていたため、ヤギのおかあさんがお腹をきりひらいて子どもたちを全員助け出し、かわりに石を詰めてオオカミを殺してしまいました。
めでたしめでたし。


感想:

あらすじを書いていて気がついたのですが、
オオカミに食べられたのは7匹の子ヤギのうち6匹で、末っ子の1匹だけは時計の箱に身を隠して助かりますが…
これは、ストーリーにあまり関係がないですね!

助かった末っ子は終盤のストーリー展開にまったく寄与していません。

オオカミをやっつけるのはお母さんだし、末っ子はお裁縫道具を持ってお手伝いしているだけ。
もしこの子ヤギが助からず、7匹全員食べられてしまっていたら、7匹の子ヤギはどんなおはなしになるのでしょうか…1分想像してみました。

…親の留守中に兄弟が皆殺しにされる血なまぐさい凄惨な事件ですね。

やはり1匹が助かったからこそ、かわいい子ヤギたちの面白いお話になっているんですね。

私も親になってみて、子どもが狙われる犯罪に敏感になりました。
ニュースで子どもが被害にあった犯罪の報道を見ると、とても冷静ではいられません。

その気持ちをもってしても、『仕事から帰ったら家が荒らされていて子どもが一人もいなかった』お母さんのこの顔、

7匹の子ヤギのお母さんの顔
お母さん、怖すぎます…


出かける前の顔

7匹の子ヤギのお母さん出かける前の姿


もう一度、帰って来たお母さんの顔

7匹の子ヤギのお母さんの顔

怖い。

一方、子やぎを6匹丸飲みにして、なまめかしいお腹を丸出しにして眠りこけるオオカミは牧歌的です。
7匹の子ヤギオオカミの寝姿


おかあさん、このあと再会した、生きていた末っ子に救われて善後策を練る勇気が湧いたのかもしれないですね。
オオカミのお腹がうっとりとのんきなのも、末っ子が生きていたからこそかもしれません。
やはり絵本の絵は素晴らしい、想像を豊かにし、文字が語らなかったことを夢見させてくれます。

大団円で、オオカミ死んだ!オオカミ死んだ!と喜び歌い踊るやぎ達。
よかったですねぇ。
でもやっぱりちょっぴり怖いですが…
…ここはヤギ側についていっしょに喜んでおくのが世間の良識ですよね。

日本人だからでしょうか、あまりヤギという家畜に感情移入ができません。
オオカミ死んだ

それにしても、オオカミのやっつけられかたを見ると、大事な家畜をオオカミに食べられた恨みと生活の不安はヨーロッパ人のDNAに深く刻みつけられているのだなぁと思います。
ライオンは遠いところにいて関係ないもんなだから随分扱いが良いですよね。

茶化して書きましたけれど、この絵は七匹の子ヤギのお話にマッチしていてかつその世界に広がりがあり、どのページも素晴らしいです。
物語を説明した絵がついているだけの絵本もありますが、特にいろいろな作家が携わっていろんな版が出ている名作には、更に奥行きを深めるような世界観のある絵がふさわしいのではないでしょうか。
おおかみと7ひきのこやぎもいろいろな絵本になっていますが、ぜひこの絵とこの翻訳で味わってきたいただきたいと思います。

瀬田貞二さんの翻訳された絵本・児童文学は素晴らしいものばかりで、タイトルの一覧を見るだけで感謝の気持ちがこみ上げてきます。→ 瀬田貞二さんの本



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