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中島さおり

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オススメ度:☆☆☆★★
パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由 (ポプラ文庫)
パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由 (ポプラ文庫)中島 さおり

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starおフランスの結婚・出産・育児事情

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冒頭:

「ほう、横に切ってますね」
二人目の子を里帰り出産した際、日本人の産婦人科医たちはそう言って私の下腹部を覗き込んだ。私は最初の子をフランスで出産したのだが、その時の帝王切開の痕へのコメントだった



あらすじ・概要:
フランス在住の翻訳者中島さおりの自らの体験を交えたフランスの恋愛や出産の事情。

感想:
娘は帝王切開で産んだ。
破水から始まったお産だった。
お産の始まりは、
・おしるし
・陣痛
・破水
のいずれかとなる。もちろん予定の帝王切開の場合は別で、これらの兆しがある前に設定する。

予定日より1週間早い破水だった。
夏の暑い日の午前中で、最初はちょろっと、そして次に思ったよりも多い水が出た。バスタオルを当てて、考える。「落ちつけ」。
初産は遅れると思っていた。
10日前まで出勤していた私は、入院の荷物も自宅の整理も出産の知識も準備万端とは言いがたかった。おまけにその翌日にはエアコンの掃除に業者が来る予定だった。
病院にまず連絡。破水した旨告げると入院の荷物を持って来るようにとのこと。
タクシーを呼んだ。ビニールとバスタオルを敷いて座る。彼に入院するとメールで連絡をして、すぐ来てと頼む。
病院で初めて、破水からお産が始まった場合の処置について説明を受ける。
破水とは、赤ちゃんを子宮の中で包んでいる羊膜という袋が破れて、羊水が出てくること。全部が赤ちゃんより先に出てくるということは無い。
破水した場合、赤ちゃんが感染症に掛かる危険があるため48時間以内に出産をするよう陣痛促進剤を点滴して分娩することになる、と先生は言った。「どうしますか?」
「パートナーが来るので、相談してからにさせてください」
心細かった。
彼がやってきたので、さっそく状況の説明をした。彼が決断をした、というよりももともとそういう運びになると決まっていることを了解した、というだけのことなのだが、彼がわかちあってくれてほっとした。

手首の静脈に針が打たれ、点滴が入る。大きなおなかには子宮収縮を測定する器械と胎児の心音を測定する器械のついたベルトが巻かれた。それらのデータは無線で助産師さんたちが待機する部屋に飛ばされている。
そして・・・

私の生涯で一番幸せな日の話だ。
冒頭を読んで思い出した。私のおなかも、横向きの傷跡がある。
結局は帝王切開になったのだが、二日間を私たちは陣痛とともに過ごした。暑い産室のグロテスクな陣痛の中、無我夢中で握っていた手を、忘れることはないだろう。

フランスの出産事情としても面白い本だが、出産にまつわる事柄が「日本の出産事情を記した本」とは一風違う風に描かれている。読む対象が妊婦や子供がほしい人に限られていないのだろう。
「赤すぐ」を手にするテンションはないけれど、という人が読んでみると、意外と子供を産むことに興味が出るかもしれない。

DATA:
10進分類:367.2
内容分類:妊娠・出産
メインテーマ:妊娠・出産

著者名:中島さおり
著者出身国:日本
時代背景:現代

漢字の難しさ ☆★★
表現の難しさ ☆★★
文体の読みにくさ ☆★★
テーマの重さ ☆☆★
テーマの難解さ ☆★★
テーマの普遍性 ☆☆☆
所要時間:(15分刻み)
2時間30分

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中島 さおり

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