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伊坂幸太郎

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オススメ度:☆☆☆★★
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)伊坂 幸太郎

おすすめ平均
stars陽気なギャングが地球を回す
stars味のあるやりとり
starsよくできているとは思いますが
stars禅問答?
starsポップ

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冒頭:

「成瀬さん、警官の制服を着た人は、警察官に決まってるよ」横の久遠が口を尖らせた。
成瀬は肩をすくめる。「サンタクロースの格好をした男の大半は、サンタクロースじゃない」



あらすじ・概要:
嘘を見抜く名人、天才すり、演説の達人、精確な体内時計を持つ女、という4人組の銀行強盗が、奪った金を別の強盗に横取りされ、取り返そうとするサスペンス。

感想:
「オーシャンズ」っぽいんだけどジョージ・クルーニーもブラッド・ピットもいないしなぁ、というのがまず、感想。

登場人物に「キャラクター」以上の魅力を感じなくて…。もっと手早く言えばセックスアピールがなくて。

伊坂幸太郎はいつもこういう色気のない小説を書く人なのかな?

キャラクターをいくつか立てて、登場人物はそのキャラクター設計どおりに動き調和して、自然におさまるところにおさまって筋ができる、みたいな。

映画の原案みたいな感じ。90分の映画を想定して書いたそうなので、そういうことなんだろう。

人を傷つけたりしないというのが彼らのポリシーなのだが、こんなこと書くと語弊があるけど、それが私がこの小説をつまらないと感じているところなんだと思う。

でもものすごく人気のあるベストセラーなので、これは私の好みの方よりの問題ね。

私の意見などではなく、Amazonで高い評価のレビューを読んだ方が参考になると思う。

DATA:
10進分類:913.6
内容分類:推理小説
メインテーマ:なし

著者名:伊坂幸太郎
著者出身国:日本
時代背景:現代

漢字の難しさ ☆★★
表現の難しさ ☆★★
文体の読みにくさ ☆★★
所要時間:(15分刻み)
1時間30分

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂 幸太郎

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オススメ度☆☆☆★★
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あらすじを読んで、お、と思った。
妻を殺され復讐を誓った男、仇を横取りされる。ターゲットが目の前で他の誰かに殺されてしまうのだ。
面白い。
読み進んでいくとますます興味がわいてくる。
主人公は「鈴木」。名前といえない、記号だろう。一般人、妻を殺されたという以外全て凡庸、ということをあらわしている。妻の復讐をもくろんだために彼の身の回りに物騒な人々が姿を現す。「鈴木」の他には二人の副主人公がいて、「蝉」は殺し屋の若者、「鯨」は自殺屋。自殺屋、という商売が面白い。政治家に依頼されて秘書を自殺に追い込んだりといった仕事なのだが、「鯨」を目の前にすると誰もが死にたくなってしまう、という設定にはくらっとくる魅力がある。彼が「誰でも死にたがっている」と一言言うと、誰もが心の奥底にある絶望に魅入られて死を選ぶのだ。
私がもしそういわれたら、と思うとぞくりとする。どうしようもなく死に魅入られるのだ、そのときこそきっと、・・・。それは明らかに実のない幻想なのだがこのようにこっそりと堕ちゆく自分の姿を想像する快楽は読書の楽しみの一つだ。

惜しむらくは設定のみでストーリーがないことか。
淡白すぎるのだ。
後半になって物足りなさを感じてくる。
また、必要以上の死者にも設定倒れの感があり。

ところでグラスホッパー。バッタのことだそうだ。
それを知ってから読むとメッセージが明確になる。
バッタは仲間が増えすぎると凶暴化し、飛翔力を強める、そう語られる場面がある。
我々は、増えすぎたのだろうか?


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