びぶりおふぃりあ  ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

冒険

ここでは、「冒険」 に関する記事を紹介しています。
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オススメ度:☆☆☆☆☆
オススメポイント:今じゃ規制がありすぎて
ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))
ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))井伏 鱒二

おすすめ平均
stars今の子供も大好きです
starsdo little
stars僕らが旅に出る理由
starsマイピュアー
stars子供のうちに、読んでおきたい作品

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冒頭:

むかし、むかし、そのむかし―私達のおじいさんが、まだ子供だったころのこと―ひとりのお医者さんが住んでおりました。そのお医者さんの名まえは、ドリトル―医学博士、ジョン・ドリトルといいました。医学博士というのは、ちゃんとしたお医者さんのことですから、とてもいろんなことを知っているということです。



あらすじ・概要:
動物語を話せるようになった動物のお医者さんドリトル先生が、仲間の動物達といっしょに彼らの故郷であるアフリカに冒険旅行をする。

感想:
オウムの一種【ヨウム】が欲しいと、ずっと思っているのは、ドリトル先生の影響かもしれないな。

オウム目インコ科で、灰色。体長は30センチ以上、体重は500gくらい。平均寿命は50年前後で、知能が高く良く喋り、言葉の意味を解して会話ができる。

寿命が長い!
今から飼えば一生いっしょにいられる。
会話ができるなんて、もう、凄すぎる!
想像すると興奮してしまう。

ヨウム脂粉とよばれる粉がたくさん出るとか、
えさ代に月々2万くらいかかるとか、
マイナスの要素にびびりながらも、一生いっしょにいられて会話ができるペットという魅力は、捨てがたい。

なんでもアレックスというヨウムは「50の物体、7つの色、5つの形を認識し、数を6つまで数えることが可能で、2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた」そうである。the Alex foundation(最期の言葉は「また明日ね、愛してるよ」だったそうだ。)

ところが「ドリトル先生アフリカゆき」を始めとするドリトル先生シリーズに登場する「ポリネシア」はもっと凄い
ポリネシアの年齢は100歳を超えている。
そして、過去は船乗りだったのだ。

ポリネシアはドリトル先生に、動物にも言葉があることを英語で教え、動物語を指南し、ブレインとなって冒険を支えるのだ。

動物の言葉がわかることで、ドリトル先生は冒険の数々のピンチを切り抜けることができる。
病気を治してくれるというので、動物たちがしたって進んで助けてくれるのだ。

訳が井伏鱒二で、これまた良い。

黒人が野蛮で頭が悪く醜いものとして描かれていて、現代では不適切だけど…。
アフリカに渡ったドリトル先生たちを捕まえて閉じ込めてしまうし、黒人の王子はアルビノの娘を白人だと思い込んで恋をして白くなりたい、と先生に相談に来て漂白してもらうし、で、アメリカでは発禁になって一部書きなおされたそうだ。

黒人でもどう感じるのかはそれぞれだと思うけど……

そういえば原作とはかけ離れていたけれどエディ・マーフィーがドリトル先生を演じていたのは原作への皮肉?!

不適切さは否めないものの、単純化された世界を楽しむ余裕も持っていたいな、と思う。

「ドリトル先生アフリカゆき」。古きよき時代の夢のある物語である。

DATA:
10進分類:93
#純文学・エンターテイメント・名作
#恋愛・ヒューマンドラマ・青春小説・社会派・
内容分類:児童文学
メインテーマ:冒険

著者名:ヒュー・ロフティング
著者出身国:イギリス
時代背景:19世紀前半

漢字の難しさ ☆☆☆
表現の難しさ ☆☆☆
文体の読みにくさ ☆☆☆
テーマの重さ ☆☆☆
テーマの難解さ ☆☆☆
テーマの普遍性 ☆☆☆
所要時間:(15分刻み)1時間
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言葉にやられる。
大切な人によくよく指摘されるのだが、私はどうもやられやすいタイプのようだ。
売り言葉に買い言葉、みたいな言葉でも、ちょっと場を盛り上げるために勢いで口から飛び出た言葉でも、それが言葉として発せられると、それなりにやられてしまう。
傷ついた、というわけじゃない。気にしてる、ってわけでもない。支配されてしまうのだ。
「ああ、これにもやられてたんだな」
「ながいながいペンギンの話」で、そう思った。
長くないのである。
双子のアデリーペンギン、勇敢なルルと弱虫のキキが南極に生まれ冒険を経て成長していく児童向けの物語。
ものすごく長い話だと思っていたけれど、別段長くはなく、同時期に読んでいたおはなしと比べても長編ではない。ただタイトルに二回も「ながい」と書いてあるものだから、子供は「これが長い話というものなのだ」と思ってしまったのだ。
あとがきによると、タイトルはカレル・チャペックの「ながいながい郵便やさんの話」に憧れてつけたという。
「ながいながい郵便やさんの話」は、ある郵便やさんが妖精にあて先の書いていない一通の手紙が実は切々たるラブレターであることを知らされ、あて先を探して一年と一日も旅をするというもので、その配達期間が長いということなのである。妖精たちが郵便局で深夜手紙を使って、心がこもっている手紙のほうが得点が高いというゲームをするところもなんともロマンチックで、物語を作る身として憧れるのはよくわかる。しかし内容にこめられた長さを汲み取らずタイトルだけ脈絡なく似せるというのは、作家としていかがなものか。だまされたからケチつけるわけじゃないけど。
シャチを退治したり、横暴な皇帝ペンギンの王様に捕らえられたり、お母さんに叱られて家出したクジラの子供の背中に乗って旅をしたり、楽しいペンギンの話である。


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B000MGB902ヨゼフ・チャペック『郵便屋さんの話』他
ヨゼフ・チャペック イジー・スルンカ カレル・チャペック
コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-03-21

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