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妊娠・出産

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オススメ度:☆☆☆★★
パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由 (ポプラ文庫)
パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由 (ポプラ文庫)中島 さおり

ポプラ社 2008-12-05
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おすすめ平均 star
starおフランスの結婚・出産・育児事情

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冒頭:

「ほう、横に切ってますね」
二人目の子を里帰り出産した際、日本人の産婦人科医たちはそう言って私の下腹部を覗き込んだ。私は最初の子をフランスで出産したのだが、その時の帝王切開の痕へのコメントだった



あらすじ・概要:
フランス在住の翻訳者中島さおりの自らの体験を交えたフランスの恋愛や出産の事情。

感想:
娘は帝王切開で産んだ。
破水から始まったお産だった。
お産の始まりは、
・おしるし
・陣痛
・破水
のいずれかとなる。もちろん予定の帝王切開の場合は別で、これらの兆しがある前に設定する。

予定日より1週間早い破水だった。
夏の暑い日の午前中で、最初はちょろっと、そして次に思ったよりも多い水が出た。バスタオルを当てて、考える。「落ちつけ」。
初産は遅れると思っていた。
10日前まで出勤していた私は、入院の荷物も自宅の整理も出産の知識も準備万端とは言いがたかった。おまけにその翌日にはエアコンの掃除に業者が来る予定だった。
病院にまず連絡。破水した旨告げると入院の荷物を持って来るようにとのこと。
タクシーを呼んだ。ビニールとバスタオルを敷いて座る。彼に入院するとメールで連絡をして、すぐ来てと頼む。
病院で初めて、破水からお産が始まった場合の処置について説明を受ける。
破水とは、赤ちゃんを子宮の中で包んでいる羊膜という袋が破れて、羊水が出てくること。全部が赤ちゃんより先に出てくるということは無い。
破水した場合、赤ちゃんが感染症に掛かる危険があるため48時間以内に出産をするよう陣痛促進剤を点滴して分娩することになる、と先生は言った。「どうしますか?」
「パートナーが来るので、相談してからにさせてください」
心細かった。
彼がやってきたので、さっそく状況の説明をした。彼が決断をした、というよりももともとそういう運びになると決まっていることを了解した、というだけのことなのだが、彼がわかちあってくれてほっとした。

手首の静脈に針が打たれ、点滴が入る。大きなおなかには子宮収縮を測定する器械と胎児の心音を測定する器械のついたベルトが巻かれた。それらのデータは無線で助産師さんたちが待機する部屋に飛ばされている。
そして・・・

私の生涯で一番幸せな日の話だ。
冒頭を読んで思い出した。私のおなかも、横向きの傷跡がある。
結局は帝王切開になったのだが、二日間を私たちは陣痛とともに過ごした。暑い産室のグロテスクな陣痛の中、無我夢中で握っていた手を、忘れることはないだろう。

フランスの出産事情としても面白い本だが、出産にまつわる事柄が「日本の出産事情を記した本」とは一風違う風に描かれている。読む対象が妊婦や子供がほしい人に限られていないのだろう。
「赤すぐ」を手にするテンションはないけれど、という人が読んでみると、意外と子供を産むことに興味が出るかもしれない。

DATA:
10進分類:367.2
内容分類:妊娠・出産
メインテーマ:妊娠・出産

著者名:中島さおり
著者出身国:日本
時代背景:現代

漢字の難しさ ☆★★
表現の難しさ ☆★★
文体の読みにくさ ☆★★
テーマの重さ ☆☆★
テーマの難解さ ☆★★
テーマの普遍性 ☆☆☆
所要時間:(15分刻み)
2時間30分

パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由 (ポプラ文庫)パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由 (ポプラ文庫)
中島 さおり

パリママの24時間  仕事・家族・自分 パリでみつけた お金をかけずに人生を楽しむ方法 (なでしこ文庫) ワークライフシナジー―生活と仕事の“相互作用”が変える企業社会 ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~ コーチングの神様が教える「できる人」の法則

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関連タグ : 中島さおり, 妊娠・出産,

オススメ度:☆☆☆☆★
オススメ対象:30代で妊娠を望む人の最初の一冊に。
オススメポイント:イラスト

30代からの妊娠・出産BOOK―妊娠・出産・産後までしっかりサポート30代からの妊娠・出産BOOK―妊娠・出産・産後までしっかりサポート

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広い範囲の知識をイラストと図表が的確・直感的に解説している。
初産の平均年齢が29歳を超えた今 、第二子以降の出産も含めると妊娠・出産は30代以降のほうが多いだろう。
妊娠がわかってから買うのはもちろん、赤ちゃんが欲しいな、と思ってすぐに買うのも良い。不妊治療から、妊娠して出産準備をし、出産して三ヶ月くらいまでの期間にどういったことが起こって何が必要になるのか、が一通りわかるようになっている。
妊娠・出産はそれ以外のときとは全然違う体と精神状態になるのだが、あまりにかけ離れていて実感がなかったためか、私は知らないことがとにかく多かった。私は幸いたいしたトラブルにも見舞われなかったが、予め知っておき、妊娠前から気をつけておくと安心だろう。

この本は妊娠中の性生活の体位をイラストにしていたので、買った。
妊娠中のセックスをどうするのか、という課題については妊娠本・マタニティブック のほとんどが触れているのだが、「安定期までは控えめにすること」「深く挿入しない体位で行うこと」「コンドームは使用すること(精液には子宮口を開く成分が含まれている)」ということだけで、肝心のどうすればいいのか、ということについては言葉を濁している。「他の方法で満足できないか試してごらんなさい」などなど。
つつましさのためにあからさまな表現を避けた、というよりは、おそらく性器の角度やサイズによって違ってしまうし、同じ体位でもちょっとしたやりかたで子宮に影響が大きい場合もあれば、小さい場合もあるといった具合で、きりがないのだろうと思う。
しかしこちらも、お互いに気を使いながら二人の関係を思いやっての性生活なので、話し合いやすい資料があるととても助かるのである。他の人たちも皆そうなのではないだろうか。
だれでも気にはなっている。性についての話題はタブーではなくなっているし、ましてや夫婦だったら誰に気兼ねもないけれど、さすがに根掘り葉掘り聞いたら、医師や助産師は「この人ちゃんと赤ちゃんのこと考えてるの?」と思うのではないか。そもそも、妊婦検診では毎回もっと気になること、聞かなければならないことが山積みで、夫婦のことなど中々言い出せない。
この本は、正常位、後側位、後背位についてイラストに簡単な注意点を添えて解説してある。イラストがいやらしくなく、わざとらしくもなくて素晴らしい。
(イラストレーター:エダりつこ ※この絵ではないが、もうひとりのイラストレーター:もり谷ゆみ も、妊婦を幸せそうに描いている)

各章の主な内容は以下のとおり

1.快適!マタニティライフ10ヶ月
 月ごとの子宮と赤ちゃんの様子を右側に、左側にその時期のイベントや体に起こるトラブルなどを見開きの2ページずつで解説、終わりには30代からの妊娠で知っておきたい病気やリスクについてや、妊娠前とは変化する生活の工夫を説明している

2.病産院の選び方とお産の知識
 自分の価値観に照らして、どういった病院を選べば良いのか。出産育児一時金・出産手当金・育児休業給付金について。フリースタイルラマーズソフロロジーリーブ法座産水中出産無痛分娩 などの分娩方法について。お産の流れと心得など。

3.出産力を高める体力づくりと体重管理
 エクササイズと食生活

4.産後の体と心のケア
 産後体がどうやって元に戻っていくのか、母乳育児はどのように始めるのか、体形はいつまでにどのように戻せばいいのか。

5.生後三ヶ月までの育児・健康管理
 赤ちゃんの世話と予防接種の知識

6.赤ちゃんが欲しいとき
 不妊の検査内容と原因。不妊治療の説明。一般不妊治療タイミング療法手術療法薬物療法人工授精生殖補助医療技術(=ART体外受精顕微授精


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オススメ度:☆☆☆☆★
オススメポイント:妊娠によって心と体に何が起こるか、月ごとに丁寧に解説

シアーズ博士夫妻のマタニティブックシアーズ博士夫妻のマタニティブック
ドクター・ウイリアム・シアーズ

シアーズ博士夫妻のベビーブック はじめての妊娠・出産安心マタニティブック―お腹の赤ちゃんの成長が毎日わかる! ママになったあなたへの25章―シアーズ博士夫妻が贈る子育ての素敵なヒント おなかの中から始める子育て―胎内記憶からわかるこれだけのこと 笑う出産―やっぱり産むのはおもしろい

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妊娠後期になっていよいよ予定日が近付いてくると、混乱した不安が私を襲った。
赤ちゃんを早く無事に産み、五体満足であることを一刻も早く確認したいという思いと、それとは裏腹に、赤ちゃんはこのままおなかの中にいたほうが安全なのじゃないか、という思いがない混ぜになっていた。出産に対する不安は、不思議と感じなかった。
しかし、臨月に入って確実に私の体は限界を訴えていた。
この子は充分に大きくなった。これ以上体内に匿うことはできない。それはじっとしていても日に何度も襲ってくる動悸、息切れでも明らかだった。引き返すことも立ち止まることもできぬ。何かが終わろうとし、何かが始まろうとしていた。

妊娠中はさまざまなことが起こった。
最初に妊娠がわかった瞬間の多幸感と、心拍が超音波に捉えられるまでの不安定な時期。この小さな命の萌芽を失ったら全てを失ってしまうという焦り、人生も、愛も、全て。そしてひたすらに、このおなかのなかの暖かな秘密を失いたくないという説明できない強い気持ち。
切実な分岐だった。そして片方はこれから先二十年余りの充実を約束していた。
分娩を決め通っていた病院では何度行っても心拍が見えなかった。胎嚢という赤ちゃんが入っている袋は見えるのだが、心拍が見えない。心拍は超音波でチカチカと光って見えるのだ。
ごく微量の茶色いおりものがあった日、会社を早引けし、私はこっそり他の病院に行った。分娩は扱っていない、小さな町医者に。
「あーなんだ、心拍ね、見えますよ、ほら」
チカチカ、と、その光は想像よりもずっと速く点滅していた。私は診察台で泣いてしまった。
その後もまた分娩した病院では心拍が見えなかったので、更に別の病院に行った。一度心拍が見えても、流産してしまうことはよくあることだというのだ。作るまいと思っていると妊娠ということが確実で揺るぎない、そして恐ろしい事実でしかないのだが、産もうと思ってみると、生まれてくるというのは大変な低確率でデリケートな、実に際どいことなのだ。
二軒目でも、心拍が確認できた。それ以前に、私のおなかに手を触れた瞬間、七十くらいの老先生は、「お、もうこうなってますね、ほら、」と私の手をおなかにあてさせ、「これが子宮。こうなったらもう大丈夫、安心していいから」
実はそのころ、私もその腹のあたりから、「もうだいじょうぶ」というメッセージを感じていた。
ずっと泣いてばかりいたけれど、もう大丈夫、この子は生まれてきてくれる。そう確信した。
だから仕事でその後臨月に到るまで(出産の10日前まで)のPMの責任にもメンバー不足による激務にも耐えられた。もしその確信がなければ仕事はとっくに辞めてしまったと思う。

さて、シアーズ博士のマタニティブックは、なんといっても文字の情報が多いところが「いろいろ知りたい」という人に向いていると思う。他の妊娠に関する本が語っていないことを詳細に語っていて、しかもそれが的確なのだ。
「この月の気持ちは?」
「この月のからだは?」
「この月のおなかの赤ちゃんは?」
という3つのトピックを各月ごとに丁寧に解説している。
他の本では、三番目の「おなかの赤ちゃん」のことにしかほとんど触れていない。
でもおなかの赤ちゃんは生まれてくるまでは見えないので、母親の気持ちとからだをケアして間接的におなかの赤ちゃんを守ることしかできないのだから、この本くらい母親について書いてくれていないと不十分だ。
私は何度もこの本に助けられた。妊娠中期を過ぎて軽い生理痛に似た痛みを感じた時も、この本は予言の書のようにあらかじめそれを教えていてくれたし、過去を振り返り自分の子供時代の封印された記憶を紐解いてしまうかもしれないと示唆してくれたし、回りの人が過剰に妊娠に気を使うのでイライラする可能性があると警告してくれた。
体重管理などの数値に関しては日本人には合わないのではと思う記述もあるが、内省的、あるいはどちらかというと複雑な心を持った人には必ず助けとなる書である。


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