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山村吉信

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オススメ度:☆☆☆★★
オススメ対象:システム開発プロジェクトの上流工程に始めて携わる人
オススメポイント:各工程の問題点と抑えるべきポイント
SEのための見積りの基本SEのための見積りの基本
山村 吉信

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プロジェクトマネジメント関連の本を読むようになったのは、今の職場に来てからのことだ。それまで、自分個人の技能のことにしか興味がなかった。ベンダー資格や、語学など。
興味を持つようになった理由は、年齢的なことや自分の得手不得手の問題もあるけれど、一番大きいのはかかわっているシステムの規模だ。
今のシステムはあまり大きなシステムではない。
その手ごろな、コントロールできそうなサイズが、なんというか、そそるのだ。
それ以前は何十億円というプロジェクトにばかりかかわってきて、巨大プロジェクトのほとんどがそうであるように、たいてい上手く言っていなかった。納期遅れや予算オーバーなんかはまだいいほうで、まともに聞くと気が塞ぐほどの赤字や、経営が危うくなる外注が出ることもあった。
巨大プロジェクトの恐ろしさは、そんな中にいても、プロジェクトの成功・不成功がまったく他人事のように遠くにしか感じられないことだ。うまく行かなかったとしてもそれは私の責任ではなく、見積もりやプロジェクト管理の責任だし、自分に割り当てられた仕事が順調に運ばないことがあったとしても、その理由はたいがいプロジェクトの環境の不備に結びつけることができた。必要なドキュメントが整備されていないとか、マシンの性能がわるいとか、共通部品がたらないとか。
でも小さいとどうだろう。ドキュメントが整備されていないのは自分のせい、マシンの性能に文句を言ったってそれしかないんだからしかたない、共通部品も個別のプログラムも作るのは自分たちなのだから、やるしかない。見積もりが悪かったら自分に戻ってくるし、プロジェクト管理だってさぼればそのぶんつけが回る。
逆に言えば、やりがいがあるのだ。成功させたい、という気にさせる。
「SEのための見積りの基本」は大変良い本だ。丁寧なつくりになっているし、見積りの解説書としてだけでなく各工程の役割や、さまざまに異なる立場のプロジェクト関係者の思惑の違いとそれによって生じる誤解や問題をわかりやすく説明しており、その解決法も記されている。
また、ここで書かれている、見積りがその工程ごとに見直しを行うべきものだという考えは、見積りが当初の価格やスケジュールの決定時に必要な情報ではないということだ。見積りは「時々刻々移り変わるプロジェクトの実態をつかむため、常に更新し精度をあげるべき計測値」なのだ。
ただ、ここに紹介されているCOCOMOという見積り手法自体は、わかりやすいけど正確な見積りを算出するのには向かないと思うので、見積りを極めるには、FP法など他の技法も学ばなければならないだろう。



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