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欺瞞の糾弾

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オススメ度:☆☆☆☆★
オススメポイント:道後温泉
坊っちゃん (新潮文庫)
坊っちゃん (新潮文庫)夏目 漱石

おすすめ平均
stars読みやすくなりましたね。
stars新解釈を踏まえて
stars潔い!!
stars今こそ、坊っちゃんのような生き方を
stars心のもちよう

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冒頭:

親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。



あらすじ:
若く世間知らずで威勢の良い江戸っ子、坊っちゃんが、田舎の数学教師になって様々な騒動を起こす。
夏目漱石の松山での教師生活をもとに書かれた。

感想:
夏目漱石の小説で一番読まれているのは「坊っちゃん」だろうと思い込んでいたけれど、Amazonで調べたら一番売れているのは「こころ」だった。確かに、「こころ」の方が価値があると思うが、あんな暗くなるもの読むんだなあ、意外に。

さて、「坊っちゃん」は、青春小説としては変わった小説である。
それは、主人公「坊っちゃん」が全編通じて一切成長しないからである。坊っちゃんは挫折しない。坊っちゃんは妥協しない。ただ赤シャツや野だいこに代表される俗物の欺瞞に大きな事から小さな事まで徹底抗戦し、頑固に社会不適合なまま、仕事を辞めて、自分を溺愛する婆や「清」の元へと帰って行く。
何一つ学ばない。好きなものは最初から好きだし、嫌いなものは最初から嫌いだ。実に山嵐と赤シャツのどちらが正しくどちらが嘘をついているのかに迷うところ以外、何ひとつ変わらない。
だからこそ、爽快にずばっと読み通せる単純明快で愛される短い話になっているのだろう。

ところで坊っちゃんが最初から好きだったもののひとつ、つまり最後まで好きだったもののひとつは、「道後温泉」である。
何でも江戸前と比べずにはすまない坊っちゃん、松山の何もかもが田舎臭く気に入らないのだが、「温泉だけは立派なものだ」と愛し、毎日電車に乗って道後温泉に入りに行く。
道後温泉は日本書紀にも記される古い湯治場だそうだが昭和に入って掘削するまであまり湯量に恵まれず湯舟を持った温泉宿というものがなく、地元の人々も観光客も共同浴場に集まって湯を使ったそうだ。それが重要文化財として今も残り現役で人々に親しまれている「道後温泉本館」である。坊っちゃんがいつも入ったのは「神の湯」という広い湯舟で、「坊っちゃん」の中でも15畳敷の湯舟で誰もいないときに泳いで遊んでいたら、次に行ったとき「泳ぐべからず」と札がかかっていた、という話がある。うらなり君と話すのもこの道後温泉であり、宿直のくせに抜け出してまで入りに行くのも道後温泉である。
「ぼっちゃん」を旅行鞄に放り込んで、一度道後温泉に行ってみたいものである。

道後温泉(愛媛県)

DATA:
10進分類:913.6
内容分類:名作
内容分類:青春小説
メインテーマ:欺瞞の糾弾

時代背景:明治時代

漢字の難しさ ☆☆★ (新字体・新仮名遣いに改めたもの)
表現の難しさ ☆☆★
文体の読みにくさ ☆★★
テーマの重さ ★★★
テーマの難解さ ★★★
テーマの普遍性 ☆☆☆
所要時間:1時間

坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)
夏目 漱石

吾輩は猫である (新潮文庫) 三四郎 (新潮文庫) それから (新潮文庫) こころ (新潮文庫) 草枕 (新潮文庫)

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