びぶりおふぃりあ  ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

民族紛争

ここでは、「民族紛争」 に関する記事を紹介しています。
はてなアンテナに追加   

オススメ度:☆☆☆★★
オススメ対象:民族とは何か30字以内で答えよ、という問に即答できない人
オススメポイント:混沌
4166601024民族の世界地図
21世紀研究会

文藝春秋 2000-05
売り上げランキング : 45,302
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


民族という話をし始めると最後は必ずお茶を濁さねば終わらない。
民族とは何なのか結局のところよくわからないし、わからないけれどなんだか話したくなってしまうような魅力はあり、その面白さはちょっとした習慣や風俗なんかの瑣末なことどもにあるのだけれど、それを一気に”○○民族ってさ~”と全体的な決め付けに短絡的に飛びつきたくなる危うさもあって、そうこうするうちに何かが見失われてしまい、”ま、人間って誰でも、ね・・・”なんてお茶を濁す羽目になる。

世界の民族の成り立ちや現在抱えている問題などを網羅的に広く浅く描いたこういう本って何冊か読んだことがあるけれど、読んだあとに頭に残っているのは結論とか主旨とかじゃなくて、やはり”ユダヤ人が金融業で成功したのは世界中のユダヤ人がヘブライ語という共通語をもっていたからで”とか、”四川料理もイタリア料理もほんの2,300年前はからくありませんでした”とか、そういったささやかなことだ。
実はそういうことだけが大事なんじゃないか、”○○民族ってさ~”といいたくなる誘惑を絶って。と思う。

さておき、民族としてのアイデンティティーって私は好きじゃない。それはとても危険だ。民族に限らず、集団としてのアイデンティティーへの帰属を強く感じることは時にとても甘美なのは知っているけれど。
阿片。

人は、ほんとに大切なことは自分ひとりで悩み苦しまなければならないのさ。こたえなんて、ひとりひとりちがうんだから。

☆面白い、と思ったらここをクリック!☆

ブログランキング



web拍手

関連タグ : 21世紀研究会, 民族紛争,