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紀貫之

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古今和歌集古今和歌集
佐伯 梅友

岩波書店 1981-01
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最初に思いがある。そうなのだ。

まず思いがあり、それが形を求める。
時にそれは日記として、手紙として、エッセイとして、小説として、詩として放たれる。まれに俳句となることも、短歌となることも、ある。
思いには匂い・色彩・感触などの五感に訴える感覚だけでなく、格調・歴史などの文化があり、更には賞味期限・栄養素・副作用など伝達時には食べ物薬剤としての影響度を持っている。
思いは自ずから形式を要求する。
食材が調理法のスタンダードを持っているように、思いにも表現されるべき金の王道がある。
私はそう、感じてる。

たとえばこのブックレビューという形式を私は結構気に入っている。
まず、題材が他にあるのでそれにこと寄せ書き出し易い。そしてそんな気楽な姿勢は時に重苦しい真情を吐露させたりもする。その意外なところ、ゲーム性が面白いのだ。

俳句はどうだろう。
私が自分の俳句で好きなもの
「二の腕を むきてうなぎの 昼休み」
「アイス溶け 手持ち無沙汰な 夏のべろ」
どちらもある一瞬、ある情景を捉えたものだ。
それはこれ以上どこにもいかないようなある刹那のこと、今年も来年も色褪せずそこにある風景のことだ。

では短歌はというと、これはほんとうに恋歌に向いている形式だと思う。
恋人だけでなく、だれかへの何かへの強い思い。
俳句は「五七五」で終わりだが、短歌はそこに「七七」が付く。この「七七」が脚のように羽根のように思いを届けるのだ。

短歌は、誰にでも詠める。
自分の言葉で、この思いを歌ってみたい。
そう思う人にはぜひ、いにしえよりの良き歌を繰り返し読むことをオススメしたい。
本物に触れる。そこには短歌入門の類の書物・講座でとはまた違った、深い勉強がある。
古今和歌集には千首以上の歌が読まれている。恋歌に身を焦がすもよし、季節の歌に陶然とするもよし。幾度となく耳慣れた歌があり、不思議と心になじむ歌もあるだろう。空で覚えて年を取り、年齢ごとに違う味わいを重ねるのも良いだろう。気に入った数首だけでも空で覚えれば、散文とは違った味わいと密度を、実感できるだろう。
時の洗礼を受けた珠玉の古今和歌集は、興奮もののミステリーを100冊手に入れるのとは異次元の、充実した時を授けてくれるだろう。

梅に泣き月に泣き生き残った自分に泣いた在原業平。
あいたいあいたいあいたいと、覚めることを惜しみながらも夢の逢瀬すらいとおしんだ小野小町。
そして桜を詠い月を詠いつれなき恋人を恨み春を惜しんだ、数多くの読み人知らず。



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