びぶりおふぃりあ  ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

育児

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オススメ度:☆☆☆★★
オススメポイント:いいにくいこと
女の子を伸ばす母親は、ここが違う!
女の子を伸ばす母親は、ここが違う!
おすすめ平均
starsあくまで男性の視点
stars興味深い話
starsとても分かりやすく読みやすく良書です
stars性別によって伸ばしやすい特性があることを教えてくれますが・・・
stars理想論?でも、やっぱり大切な事

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あらすじ・感想:


そんなに良い本とは思わない。
タイトルが母親向けにあまりに扇情的な割りには、内容にそぐわないところがある。
確かに女の子に対して母親はこうすべし、ということが書いてあるのだが、際立った母親像が浮かび上がってくるわけではない。
この本の過激さはすべて母親・育児OR教育ではなく、「女の子ってこういうもんダ!!」という断定だからだ。
要するに、具体的な策・方法論は載っていない。
ただ、子育てをしていると他人行儀な一般論をぶっとばしたくなるときがままある。小児科で「様子を見ましょう」と自然治癒までの時間稼ぎもしくは慢性化への感覚鈍化を促されたとき。メジャーな育児書の「それぞれの子のペースがあります」という記述の壁を目前にしたとき。
(私は、そういう責任逃れの言葉にだまされないぞ、と思っている。手遅れはざらにある。)
「女の子を伸ばす母親は、ここが違う!」は言いにくいことを科学的データなしに経験則だけではっきり言い切ってその割りに毒がないので、もやもやした気分には効き目がありそうだ。
あくまでただのエッセイだという前提で。

※「男の子を伸ばす母親は、ここが違う!」の方が評判が良いようだ。あくまでデータの全く無いエッセイなので、作者が男性であるという実体験と、男の子ってわけわからんと不満を持つ母親のニーズが良い結果をもたらしているのだろう。

男の子を伸ばす母親は、ここが違う!
男の子を伸ばす母親は、ここが違う!
おすすめ平均
stars息子に「ダメモトでさせてみよう」という気持ちになれました
stars一番、偏りのない本でした
starsやんちゃで困ってるママに!
starsオトコの魅力は冒険が創る
starsこれ!

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関連タグ : 松永暢史, 育児,

オススメ度:☆☆☆☆★
オススメ対象:父親。人間関係に疲れた人。田舎暮らししたい人。
オススメポイント:言葉以前、言葉以降

4122034973季節の記憶
保坂 和志

中央公論新社 1999-09
売り上げランキング : 31,963
おすすめ平均

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離婚して緑深い鎌倉に幼い息子と暮らす父の日々。
朝食のスープを毎晩作り、息子の教育にじっくり向き合い、近所の兄妹のところで飯を食い、毎朝鎌倉を散歩する。
時間がゆったりと流れていくなか、モノゴコロつくとつかないとのはざまで今しかないときを暮らす息子の姿から、言葉以前、言葉以降というテーマが織り成される。
息子「クイちゃん」はおそらく作者自身の息子がモデルであろう、かぎりない愛情の視点から描かれている。私が一番好きなのはクイちゃんがケーキを楽しみにするシーンだ。

「それもこういう三角じゃないんだよ。
 丸いケーキなんだよ。まぁるいケーキにイチゴがいっぱいのってるんだよ」
 息子は喜びが高じて目つきが虚ろになっていた。

言葉以前、言葉以降、を区切るのは、クイちゃんが文字というものを知るという出来事だ。
父は息子が文字を覚えるのは遅ければ遅いほど良いと思っている。息子が他の大人が覚えていないふすまの模様を記憶しているのは文字を知らないがゆえであるという。平凡なふすまの模様などは言語の機能である抽象化や象徴化によって切り捨てられてしまうのだという。
だから文字を知らないほうが世界は豊かなのだ、と。
それはどうだかわからない。
言語の世界に踏み入ることで人は種族としての宿題を引き継ぐことができる。そこにはそれなりの豊かさがあるとは思う。
けれどこの小説にはそれとは別なある豊潤があって、確かに子供の頃に網膜に焼きついた色彩や肌に沁みた寒さ暑さを思い起こさせる。
それは息子への愛情やもったりとした長いセンテンスの独特の文体と共に、息子への教育の理想主義や実験性(私自身実験的に育てられたからよくわかるけど)、作者のときに偏屈と思えるような理屈っぷりを包み込んでいる。


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