びぶりおふぃりあ  ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

2011年11月

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おススメ度:☆☆☆★★
おススメポイント:長い割に軽く読めます

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自負と偏見 (新潮文庫)
J. オースティン Jane Austen
新潮社 1997-08

by G-Tools , 2011/11/21


あらすじ・感想:

映画にもなったこの作品。
2組のカップルの恋の行方を軸に、男女の人間関係にありがちなプライドと、それが呼ぶ誤解を描いた小説。

部類からするとロマンス小説かな?

主要登場人物である4人の恋人たちだけを人間性も容姿もすぐれた人物として描き、それ以外は俗物・下品・下劣、「なぜおめおめと生きていられるのか」といわんばかり……。

こ、これは「人間が描けていない」というレベルではなく、た、ただの悪口なのでは…??

しかも、一番の美人として描かれている女性が、作者と同じ名前……?!

ジェーン、あなたという人は……!!

(おそるべし女流作家)


自負と偏見(プライドと誤解、というほうが内容に近い気がするけど)についての考察は面白く、真理だと納得する部分が多々あって、一読の価値がそこにある、と感じた。

特に若い人が読むといいのかもしれない。

ここで描かれているのは青春の悩みで、中年以降にはあまり関係がなくなってしまう。
でも小説を書くという仕事は中年向きの仕事なので、あまりメインテーマとして描かれる機会がないのだ。
中年が「自負と偏見」というテーマを与えられたとしたら、コンプレックスとか、差別とか、そういった方向に行ってしまって、この小説のようなことを描く人はほとんどいないのではないか。

ここで描かれているのは、男女がお互いの人柄を知りあうまでの、初対面の印象と実態との違いといった、他の小説では、ありがちなこととしてあっさり2,3行で書かれてしまいそうなことなのだ。

思うような相手(たとえば本当にに誠実な相手とか)と伴侶になりたいと思いながら、なかなか簡単に見抜くことはできない。これは若い時に多くの人がぶつかる、わりと大きな問題で、実体験でみんな苦労して試行錯誤していくところではないかなと思う。

若い頃、ハンサムな男性にキャーキャー言っていると必ず男友達が「男は顔じゃない、ハートだ」と言っていたけど、本当に残念なことだけど、私の経験から言って、ハンサムな男性よりハートのある男性の方がずっと少ない。
そして、ハートがあるかどうかは相当の試練を与えないとわからない。

おとぎ話で王子が試練を与えられるのは、男性の真の価値は試練を与えないとわからないということが、昔からよく知られていたからなのかな?

「自負と偏見」の主人公たちも妹の駆け落ちによる家の評判の危機という試練を経て成長していく。

教訓?を勝手につけてしまうと、
「伴侶を選ぶときには試練を与えるのを忘れずに!」

といったところだろうか。


自負と偏見 (新潮文庫)
自負と偏見 (新潮文庫)J. オースティン Jane Austen

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