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容疑者Xの献身 (東野圭吾/文春文庫)

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オススメ度:☆☆☆☆☆
オススメポイント:「実に面白い」っていうのは一体どこで・・・。「なかなか面白い」とは言っているけど・・・。
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)東野 圭吾

文藝春秋 2008-08-05
売り上げランキング : 26

おすすめ平均 star
star面白い推理小説
starこの本で「数学」の見方が変わる!!わたしの人生の視野を広げてくれた一冊!
starミステリとして面白い

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冒頭:

午前七時三十五分、石神はいつものようにアパートを出た。三月に入ったとはいえ、まだ風はかなり冷たい。マフラーに顎を埋めるようにして歩き出した。通りに出る前に、ちらりと自転車置き場に目を向けた。そこには数台並んでいたが、彼が気にかけている緑色の自転車はなかった。



あらすじ:
探偵ガリレオシリーズ第三作の長編。
数々の難事件を解決してきた物理学者湯川学が『天才』と呼び『好敵手』と認めた学友石神は、家庭の事情で研究職を諦め、高校教師として野に埋もれていた。
数式を解くことだけが生甲斐の地味な暮らしを破る事件、そしてライバル湯川学との対決は。

感想:
理系の中でも数学専攻には変人しかいないと聞くが、石神もその典型で、湯川学を超えた変人として描かれている。彼の登場によって、前2作まで不満のあった湯川学のキャラクターがルネッサンス的天才として際立ち、また才能ある者同士の友情と再会に有頂天になる湯川学の姿に愛すべき要素が加わった。加えて『白夜行』での共犯が一心同体の2人であるが故に不気味な魅力を放ちつつその内面があえて描かれなかったのに対し、共犯がそれぞれ全く違う生活をしていることで人間らしさが生まれている。ヒロインは白夜行と同じくあくまでも盲目的に幸せを求める得体の知れない存在として描かれているが、母親という役割が少しなりと共感を可能にしている。
今までのフラストレーションを解消してくれる傑作。
本格か否か、純愛か否かという議論があることと思う。アクロイド殺し的で本格ではないだろうし、手段は純愛でもないだろうと思う。が、それは作品の価値とは無関係だ。ぞくっとさせてくれること間違いなしである。
「博士の愛した数学」同様に、学校時代数学ができなかったコンプレックスを持つ読者が数学ができるようになったかのような気分を味わえるところも魅力だろう。
石神が現れたことで、湯川学を挟んだ石神対草薙という友情のライバル関係が生まれ、草薙が友情を試されるのも見所のひとつだ。

「君にいっておくが、今回にかぎっては、全面協力というわけにはいかない。僕は個人的な理由で事件を追っている。僕には期待しないでくれ」


「一人の友達として、僕の話を聞けるか。刑事であることは捨てられるか」


湯川学が自分の価値観を述べる「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ」、この意味がわかりにくい言葉が、石神対湯川という対決を頭脳の戦いだけでなく、人間性の戦いにもしている。それによって人間性が最終的な勝敗を決定したかのような読後感があり、後味を良くしている。


DATA:
10進分類:913.6
内容分類:推理小説
メインテーマ:―
サブテーマ:数学

著者名:東野圭吾
著者出身国:日本
時代背景:現代

漢字の難しさ ☆★★(標準)
表現の難しさ ☆★★(理解しやすい)
文体の読みにくさ ☆★★(読みやすい)
テーマの重さ ★★★(テーマ:なし)
テーマの難解さ ★★★(テーマ:なし)
テーマの普遍性 ★★★(テーマ:なし)
所要時間:2時間

受賞:直木賞 本格ミステリ大賞 週刊文春ミステリーベスト10第一位 このミステリーがすごい!第一位 本格ミステリ・ベスト10第一位

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容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)東野 圭吾

文藝春秋 2008-08-05
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小川洋子 博士の愛した数式のレビューを読む


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映画、いろんなブログのレビューを見ていると、堤真一の演技が良いらしい。
過去のドラマなどでの堤真一は石神と印象がかなり違うが、映画では石神そのものだそうだ。
見てみたくなった。

容疑者Xの献身 舞台挨拶チケット販売詳細

劇場 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

日時 11月20日(木) 時間 14:10~の上映回 (上映後に舞台挨拶)

ゲ ス ト 福山雅治、西谷弘監督 【予定】   
料   金 通常料金

チケット販売 PC・携帯 : 11月14日(金) 24:00~ (=11月15日(土) 0:00~)
劇場窓口 : 11月15日(土) オープン時~
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関連タグ : 東野圭吾, 直木賞, 本格ミステリ大賞, 週刊文春ミステリーベスト10第一位, このミステリーがすごい!第一位, 本格ミステリ・ベスト10第一位, 地図あり,

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