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人生の旅をゆく(よしもとばなな)

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人生の旅をゆく (幻冬舎文庫)
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よしもとばななが2ちゃんねるで叩かれまとめサイトにも登場したためか、びぶりおふぃりあにもよしもとばななや著書名で検索してきたアクセスがいくらかあった。
叩かれている原因は、「人生の旅をゆく」というエッセイ集の「ある居酒屋での不快なできごと」。とある居酒屋にワインを持ち込んで怒られたことへの腹いせの文章だ。
これは2006年出版の本でホットなものではないが、きっかけとなったのはそのエッセイがとあるブログで転載されたことのようだ。インターネットの情報の速さ・爆発力が出版のそれと雲泥の差だということを改めて認識した。
それだけじゃない。あっという間に火が付くには、対象者の嗜好傾向を選ばず伝播するというインターネットの特性と、プラスある条件が必要だ。その条件とは、”越境”。嗜好・傾向によって漠然となされている住み分けの境界を越えた飛び火が乾いた草原に燃え広がる。
作家の公式サイトウォッチャーの私からすると、上記エッセイで猛烈に叩かれていた要素の全てが旧知のものなのである。それらは恒常的に彼女の日記に登場する。(だからガチ…)さらに2ちゃんねるの(閑古鳥が鳴いている)よしもとばなな板でひっそりと批判されてきたことなのだ。
あそこまでのボリュームを引用して著作権上問題にならないのか?ということは私以外の人に考えていただくことにして、まあそういう大胆な転載があったから今回の”越境”および延焼が起こったわけだ。

件のエッセイを例えると、
精神は
「俺は偉いんだぞ~チキショー会社のやつら~ばかやろー俺がその気になればあんなやつらなんて~」
と飲んでくだを巻く平凡なサラリーマン
なんだけど、
でもよしもとばななは文学賞をいくつも受けている有名人だから
しゃれになってない、って感じかしら…。
そして…身もふたも無いことだが、彼女文章力本っ当に無いからね、そこがとどめをさすんだよね。

初期のいくつかの中篇のあと、よしもとばななは長編小説を書こうとした。ところが彼女には長編小説を書くのに必要不可欠な才能が見事に欠落している。すなわち、書き記された物語を読者に、彼ら自身の体験として新たに差し出すこと。「これはすごいんです!」って書かれたものを読むんじゃなくて、出来事や描写から「これすごいな!」と思わせること。これができない。まあわかりやすく言っちゃえば、お笑いでつまんないギャグ言いながら自分で笑っちゃったり、うけなかったオチの解説しちゃったり、というかんじ。まあ、そういう意味では箸にも棒にもかからないよ。
だからよしもとばななの小説は、「スゴイことが起こる予感」と「スゴイことが起こった感想」に終始して、「スゴイこと」が書かれてない。読みながら半笑いで、「へ~スゴイね~」って、こっちは。

私はね、前にも書いてるけどばなりん嫌いじゃないよ。
すべり芸の一種として好きだし、なんでか知らないけど何度も読み返してる。
でもね…、よしもとばななっていわゆる天然でセンスないから、自分がすべり芸人だって自覚が全く無いんだよね。
今の地位があるのは吉本隆明の娘だから…ってみんな言うけど、それはデビューのきっかけには成り得たかもしれないけど、それ以降は実力だろうとは思う。江国滋の娘、江国香織がまったく批判されないのは吉本隆明が現代においても思想の巨人として口の達者な文学青年たちに読み継がれており、江国滋の得意としていた演芸方面の愛好者は数も少なく批判精神よりはユーモアのセンスがあるということなのか。江国香織が押しも押されもせぬ実力があるからなのか。まあ両方なんだろうけど、もうひとつやっぱりよしもとばななが「吉本隆明ばりの思想と詩性」をもっていないとそうまでならんだろうというようなスノッブに見えてしまうところがね、ある。
スノッブに”見えてしまう”、と書いたのは、本当はそうじゃないんだろうな、と思うから。
ただの”恐るべき子どもたち”なんだと思う。
ただの少女漫画ちっくなんだと思う。
なんかバブルの頃の同人世代の、コンビニとかワンルームマンションとか午後ティーとかシーチキンおむすびとかカロリーメイトとか、インターネットとかまだなくてケイタイはまだ馬鹿高くて大きくてだから友達とは物理的に一緒にいる必要は絶対あった、不良になるでも不純異性交遊するでもない子どもたちに初めて与えられた夜、それも頂点を目指して狂ってた大人たちがうっかりおこぼれで与えてしまった夜、あの第三の終わらない夜が開かれて、そこを浮かれて疾走してた子どもたち、…それをいつまでも地で行っててさ、おばさん懐かしくてね。


”よしもとばなな”で検索して来られた方はぜひ、
松岡正剛氏の「千夜千冊 第350夜」を読んでください。
松岡正剛 「千夜千冊 第350夜 吉本ばなな TSUGUMI(つぐみ)」
※注意※ よしもとばななについて語った回ですが、TSUGUMIについてはほとんど書いてないです。

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2009/08/18(火) | はてな読み

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