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六星占術 (細木和子)

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大殺界が終わった
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占いを信じるかと言われると、信じていないと答えたい。
運命を信じるかと問われれば、信じていると答えてしまう。
占いが運命を知るすべなのだとしたら、このことは運命というものがどこか手の届かぬ場所にあることは信じるけれどもそれを知ることは人間には到底できないという、永遠に対する無力感のあらわれなのだろう。
それは別として…。
占いには教えられることがあるということを今日は書きたいのだ。

細木和子がTVに頻繁に出ていた頃もTVを見ないものだから細木和子よりもそのモノマネをしている誰かをみかけるほうが圧倒的に多かった。だから私は細木和子についてほとんど何も知らない。

プライベートで不運が続いたときに友人に勧められて手に取った六星占術の本によると私はいわゆる大殺界のど真ん中、年運も月運も大殺界という絶不調な時期にあたっていた。
さらにそこに具体的に書かれていた事柄が、あまり頻繁に起こりうることでないにも関わらずぴしゃりと当たっていたため、私はこわくて思わず笑ってしまった。
だからといって信じる信じないという話ではなく、これからの日々がこの占いの通りになっていくと思っているというわけではないし、百歩譲って当たる占いというものがあったとしても、予言とは実現されるまではその真意を測りかねるかたちで与えられるのが常であるから、未来を知るてだては相変わらず、ない。

ただ私がそのとき打たれたのは、世の中は私の体感している時間の流れで動いているわけではなく、物事が起こったり成ったりするには機というものがあり時というものがあるのだという平凡な事実をまさに体感したということなのだ。
どれほど強い思いがあっても、どれほど今すぐそれが欲しくても、どうにもならないときがある。

そのことにむしろ救われたのだった。

その頃、どうあがいても良い方向に行かず泥沼にはまるばかりだったので。
それまでの私はといえば、努力は必ず報われると心の芯から信じ切っていたのだ。そしてその思い込みは幸運のときにはそれを倍増してくれるが、不運に陥ったときには空回りしてしまう。自分の能力や努力の欠如が不運の原因だと思い、見当違いの努力をますますしてしまう。

それから、物事を進めるにあたって少し考えるようになった。思い立ったらすぐ!だったのが、それなりのマイルストーンをおくようになった。
待つのが極度に苦手な私がなんとか自分をだましだまし時機を待つことができたのは、そのときに得たこと、『世界は私を中心に回ってはいない』という認識のおかげだ。

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細木 数子

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