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誰が責任者なの?福島第一原子力発電所危機対応

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24(TWENTY FOUR)を24時間ぶっ通しで見る、という試みをしてから24(TWENTY FOUR)が苦手になり、2ndシーズン以降見ていません。
睡眠不足であったためうろ覚えなのですが、
24(TWENTY FOUR)シーズン1の最終話でジャック・バウアーがニーナを殺そうとして思いとどまり、逮捕するシーンがありましたよね。

そのとき、上司のジョージ・メイソンがものすごくジャックを誉めます。

良く殺さなかった、良くやったぞ、えらいぞ、良く我慢した、と大変にねぎらいます。

思いとどまったことよりも殺意を抱いたことのほうが注目されるだろうという価値感を抱いていたので、とても新鮮でした。

私はトラブルに対してもっと、ジョージ・メイソン的感覚が必要なんじゃないか、と思うんです。
歴史で見ると、日本人はいっぺん決めたことを途中でやめるのがどうしても苦手ですので。



さて、私の個人的な考えですが、放射能を扱うことの大原則として、コントロールできているかどうかという判断が必要だと思います。

コントロールできている→安全
コントロールできていない→危険

放射線がどのくらい出ているのか、放射性物質がどのくらい漏れているか、という、
被害によって対応策を決めるのではなく、
コントロールできているのかいないのかで対策を決めなければなりません。

しかし、特に放射能を取り扱う場合には、この「コントロール」と「被害」との時間的な開きが大きく、「コントロール」を失った時点で素早く英断を下すことが、通常の人間の感覚として大変に難しいのです。
今回の場合、すばやく廃炉を決め即座に海水注入を行うなどしていれば、ここまでの大事には至らなかったのではないかという説があります。私もそれは説得力のある話だと思います。

しかし、大した被害も出ていないのに国家予算規模の価値のある原子力発電所を即座に潰すには、
よほどきちんとしたルール、強制力がなければ難しいでしょう。

東京電力にせよ国家にせよ、
原子力を推進してきた立場の人たちが、
コントロールを失った原子力発電所をつぶしたところで、誰が誉めてくれたでしょう。

想像してください。

農作物の出荷および摂取規制もなく、海も汚染されず、東京の飲み水がパニックになることもなかった、もうひとつの世界を。

そこでは、誰も命がけで放水活動をしたり、放射線量におびえながらケーブル敷設をしたりしません。

福島県の被災者は続々と救助され、亡くなった方の身元は高い割合で判明して家族の元に帰されました。

福島には必要な物資とボランティアを載せたトラックがどんどんやってきます。

株価の低迷は一時的なものでした。
震災からの驚異的な復興の早さに世界の投資家が日本への信頼を強くします。

世界各国の原子力発電所は危機管理の見直しの後、地球温暖化に対抗し得るエネルギーのひとつとして、課題を残しながらも一定の信頼を保つでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・

この世界を実現したのは、すばやく原子炉を諦める決断をした誰かです。


でも、誰も彼を誉めたりはしない。
彼はむしろ非難されるでしょう。

津波に耐えられない設計は当然やり玉にあがります。
原子力発電反対派はここぞとばかりに反対運動をするでしょう。
原子力発電推進派は廃炉にしなくても解決策はあったと批判するでしょう。

彼が多くの人を救い、多くの生産者の仕事を守り、日本の経済に貢献し、世界の未来を支えたことなど、誰も気づかないのです。


ジョージ・メイソン、彼の首の後ろを揉んでやってくれないか。
よくやったぞー、お前は偉かった、ほんとうにがんばったな。



「彼」が東京電力の誰かなのか、原子力安全委員会の誰かなのか、政府の誰かなのか、
もちろん誰であっても実行できればそれで十分なのですが、
「彼」がその後に歩むであろう人生を想像すると、一番ダメージが少なく、キャリアを失わないのは政治家だと思います。自分がこうだと思って決断したことを、国民にとって意味のあるものだと知らしめることができるのは、政治家です。それが政治ですから。

現在進行中の福島第一原子力発電所危機の対策は、誰が最終的な責任を持つのかもよくわからない、責任を取るべき人がその座に就きたくないと保身を図っているとしか思えない、曖昧な体制が続いています。
対策の責任を取るべき人は必ずしも事故の責任がある人ではないし、むしろ事故の責任を負うべき人に対策の責任を取らせると自滅の危険が高いと思います。

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小出 裕章

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今後、コントロールを離れた原子炉を誰がどういった権限でどうするのかを、原子力発電所は100%安全ではないのだという謙虚な前提のもとに、きちんと決めていかなければなりません。
原発反対も原発推進もあまりに長きにわたって平行線が開きすぎていて、中間的で現実的な話ができていなかったことを反省しなくてはならないと思います。もちろん私自身も。
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関連タグ : 対策の責任者, 福島第一原子力発電所, 放射能, 放射性物質, ,

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