びぶりおふぃりあ  ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

村上春樹氏のスペインで原発事故についてのスピーチ

ここでは、「村上春樹氏のスペインで原発事故についてのスピーチ」 に関する記事を紹介しています。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手

村上春樹氏のカタルーニャ国際賞授賞式でのスピーチ、Youtubeに上がっていたので全部聞いてみた。



 村上春樹カタルーニャ国際賞授賞式スピーチ1/4(Youtube)
 村上春樹カタルーニャ国際賞授賞式スピーチ2/4(Youtube)
 村上春樹カタルーニャ国際賞授賞式スピーチ3/4(Youtube)
 村上春樹カタルーニャ国際賞授賞式スピーチ4/4(Youtube)

良い内容とは思わない。
あまりにも全体的すぎて漫然としており、率直に言って、小学生の作文レベルのスピーチだった。
なによりも、どうしてもこのことについて言及しなければならない理由を感じることができなかった。

でもまあ、私としてはノルウェイの森以降の村上春樹氏に「何が何でもこれを言わねば死んでも死にきれぬ」気迫を感じたことがない。
自分の体験をもとにした小説を書ききったことで村上春樹氏の原動力は昇華され、いったん途絶えたのだと私は考えている。もちろんだからといって未来永劫、作家としての彼の価値が固定化されたわけではなく、今後円熟してもっと普遍的な原動力にリンクする可能性に期待して新刊を買っているのだが。

私がそのように評価していないにも関わらず彼の本はとても売れ続け受け入れら続けているのだから、単に個人的に波長が合わないのかもしれない。

外国で外国人向けにしたスピーチなのだから背景を含めどこから話せばいいのかという設定の問題があるし、すると無常感や桜などを持ちださなければならないのかもしれない。

でもそれだけではなくて、一番の違和感は、これが外国で外国人向けにしたスピーチのように聞こえるからではなく、日本人がしたスピーチのように聞こえないこと…もとい、日本に住んでいる人のスピーチに聞こえないことなのだ。

村上春樹氏は今どこで暮らしているのかなぁ…。

時事ネタは現場に聞き手である自分よりも近くいる人の発信じゃないとピンとこないかも。
イスラエルでの「壁と卵」はとても良いスピーチだったけど、それもイスラエル現地に住んでいる人からしたらやっぱり響かないものだったのかもしれないと今回思った。(雑文集には村上春樹氏が色々な場面で行ったスピーチが載っている)

さておき、【公】で出された発表の方が【私】で知られている真実よりも重いという日本のしきたりからいうと、村上春樹氏のような国際評価を受けた著名人が「問題が確かにそこに存在するのだ」と発言してくれるだけでも意味があるわけでありがたいことだと思う。(これについてはまた後日書きたい)

村上春樹 雑文集
村上春樹 雑文集村上 春樹

新潮社 2011-01-31
売り上げランキング : 599


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連記事
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nennenene.blog17.fc2.com/tb.php/277-d398a229
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。