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なぜ人は福島から逃げないのか、東京から逃げないのか、そしてなぜ政府は

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今、福島で起きてること、東北で起きてること、東京で起きてること、日本で起きてること…
これは20年不景気の悲劇の最終幕だろう。

私が考える「東京から人が逃げ出さない理由」は以下の3点だ。

1)【公】で安全とされていること
2)周囲の人が逃げ出さないこと
3)長く続いた20年不景気


この三つが三すくみ状態なのだ。
1)と2)については他の人が何十年も前から腐るほど言ってることなのでここで繰り返さないが、肝心なのは3)20年不景気の影響だ。

20年近く不景気が続いて、本当に東京にしか仕事がない
大阪本社の会社だってもう10年以上前に東京支社に軸足移してる会社がいっぱいある。
2000年くらいに「ちょっと出稼ぎ」みたいな感じで部署ごと東京に来てそのまんま帰らないシステム開発の会社とかいやになるほど見てきた。皆「このプロジェクトが終わったら帰れる」って最初は期待してたけど、最近では「東京でも仕事がなくなるかも」って言うようになっていた。
仕事がないのに移住できるほど皆余っているお金がない、お金なくてもなんとかなるよって楽天主義も残ってない
この20年間の不景気に削り取られてそういう基礎体力が全然ないんだよね。

ぶっちゃけ、金も希望もないの、もともと、震災前の時点で既に

だから3・11の東日本大震災は最悪のタイミングで起こったんだよね。

私は3月16日以来、放射能の影響で日本の中心地が東京から大阪に移るなら私も大阪に移ってそこでビジネスをしようと思って注目しているけれど、その点では政府のすぐばれる安心・安全のウソは効を奏し今のところは東京を保持している。

福島の人たちはなぜ逃げないのか

ではより一層危険な福島県(特に東部)に住んでいる人の多くはなぜ逃げ出さないのか。
転勤族の娘でどの土地にも根ざしていない私には、どこであれ(東京ですら)土着の人の気持ちは絶対にわからないし、特に地方に暮らす人の気持ちとなったら、想像を絶している。この震災をきっかけに地方に暮らす人の存在を感じたくらいに意識が希薄だ。

それでも私は、福島の人たちが逃げない大きな理由のひとつは東京の人が大阪に移住しないのと同じで、20年不景気で動くに動けない弱り目に祟り目みたいな状況なんじゃないかと考えている。

金がないし希望がない。

どっちかないと人は動けない。

それらがあれば動く人はもう少しいるはずだ。
(愛着・愛惜で郷里を離れられないという人は尊重する(=諦める、放っておく)しかないと思う。)

経済不安と健康不安は自殺の2大原因なので、汚染地域から動かないことによる健康不安と動くことによる経済不安(動かなくても経済不安が皆無とはいえない)のジレンマから早く解放できるように、金と希望が必要だ。

希望と結び付いた金とは、寄付ではなくて(それもある程度必要だが)自分で手に入れられる金、つまり仕事だ。

政府は何をすべきなのか

原発事故を収束させることが第一ではあるけれど、長期化する一方である以上、パラレルで今後の日本を創造する新しいビジョンを示さなければならないのが現状だ。
政府が継続して国民に仕事を作り与えることと、そのことをきちんと国民が安心する形で知らしめることが必要だ。
ところが、政府だってこの20年間ずっと、景気を良くすることを第一の目標として金を使い税収を抑えて取り組んできたのだ
結果、全く効果がなかった。
つまり、国にも金も希望もないということなのか…?

あれ?国に金がない???
すごい違和感…

年間10兆円くらいやってるODAを全て打ち切って内政に振り分け、復興と雇用創出に専念すれば光明が見えるんじゃない??
日本に今必要なのは、「もはやODAを拠出する側ではなくてむしろ援助されるべき側になった」ことを認め虚栄を捨てて一から地道に努力することだ。
ひとつの時代が終わり何もかも失った状態から頑張るのは得意だという実績が、戦後の復興で築かれているのだから。
国債をガラガラ刷ったり税収をしぼりあげたりして作った金は絶望と結び付いた金で、希望を生めない。
金はただの金額じゃない、何と結び付いているかがとても大切なのだ。
今の日本には希望と結び付いた金が必要だ。

最大の問題は、日本には自力でプロジェクトを終わらせる力がなく常に外圧頼みだということだ。
太平洋戦争だってその力さえあれば原爆が投下される前に降伏して終わっていただろう。

人は時として危機に接して、守るべき弱い存在ではなく自分を守ってくれる強い存在を守ろうとする。
そしてそれは大抵の場合失敗に終わる。自分より強い存在を守ることはできないし、危機というのはその強い存在が破たんしたときに起こるからだ。
戦後未曽有の危機が訪れたこの3・11で、政府がとっさにまもろうとしたのは、経済大国日本だった。
そこにはなんというか、利権がどうこう以上に、もうそれしか日本の拠り所はないのか、というやるせなさがある。

日本の誇りが結果としての経済大国日本ではなく、そこに至るまでの戦後復興の過程であるならば、もう一度新しくやり直せるし、それこそが真骨頂だろう。
それに関して不安に思う人はあまりいないのではないだろうか。

国民の課題は復興ではなく、3・11以前の日本をどのように賢く少ない犠牲で終わらせられるかということ、そのためにひとりひとりが何をすべきか考えることだろう。
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