大草原の『小さな家の料理の本』―ローラ・インガルス一家の物語から | |
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あらすじ・感想:
大草原の小さな家シリーズ。子どものころから大好きで、TVドラマも家族で見てたし、本も買ってもらって何度も読んでいた。
3歳の娘がその私の古い本の表紙に興味を示して本棚からよく持ってくるので、娘といっしょに見ようと思って楽天レンタルでレンタルした。
実父の人柄に問題があって会うことができないうちの娘だが、自分も皆のように父親が欲しいという思いや、「なぜ自分のお父さんはあんな風なのか」という疑問、その激しさはなかなかのものでいつも圧倒される。
案の定、娘はマイケル・ランドン演じるローラたちのお父さんに夢中になり、「ああこのひとがおとうさんだったらいいのになあ~」と何度も言っていた。
いや、人並な父親を持っていた私でも、マイケル・ランドンのお父さんが欲しいと思ったからなぁ…
結婚、家族、というものを考えた時、世の中が西部開拓時代のアメリカだったなら、家族というものに意味があるだろうけれど…といつもローラの一家のことを思い出す。
それぞれが持てる能力を暖かい心で持ち寄って支え合うかけがえのない関係。
働きもので物知りで、バイオリンを弾き、数多くのレパートリーからその時々に合った歌を歌うことができるお父さん。
料理上手で賢く、一家のピンチを知恵で切り抜け、女らしいのにいざとなったら男勝りに戦うお母さん。
自然の中で楽しく遊びながら親の状況を理解し家を助けようとする娘たち。
思えばずっと私は、現代の大草原の小さな家を探しているようだ。いつかそんな話を書いてみたいと思う。
それにしてもこのDVDがあまりに驚きだったので記事にしてしまった。
お金を出して借りているのに(もちろん楽天レンタルはお金を出して買っているのに、ということになるが)吹き替えが足りないのだ。
吹き替えはNHK放送当時のままなのだが、NHKでの放送時間はオリジナルよりも短く、ところどころつまんで編集しており、編集の部分は吹き替えがなく、突然英語でしゃべりだすのだ。
NHKのホームページを見るとそれについて断りが書いてある。
日本語吹き替え版は放送時の編集のままで出すとか、似た声優で吹き替えを追加するとか、誠実な、観客にストレスを与えない方法はいくらでもあると思うのだが、こんな品質でお金を取っちゃおうなんて、NHKさんにはもうびっくり☆☆である。
なんか、お料理を作り終わった人参の皮とかヘタとか売ってお金とってるみたいな…!
娘はそこそこ面白いと思って見ているようなのだが、英語の会話になると「なんていってんの?なになに?」と言われるので、複雑な内容だとキャッチアップできないから字幕を常にONにして見た。
続きを借りるかどうかは……
ちなみに、deagostiniから出ている「隔週刊 大草原の小さな家DVDコレクション」に付属しているDVDも同じものらしく、同様の断りが入っていた。
おすすめの作品なのにおすすめできないこのジレンマ、ちょっと苦しいです。
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