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サイコ鍼灸師

ここでは、「サイコ鍼灸師」 に関する記事を紹介しています。

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インフルエンザウィルスから右耳がひどい中耳炎になり、
2ヶ月近く、難聴、耳鳴り、閉塞感に悩まされた。

耳鼻科の女医さんは近所でも評判の良い耳医者。
「もしかしたら、多少、高音と低音が戻らないかもしれない」
診察のたびに行われる聴覚検査では、聴覚は徐々に戻ってはいるもののスローペースで、「どこかで止まってしまうかもしれない…」という危惧から、そうなったときの覚悟のために伏線を張っているらしかった。

そこで私は、代替治療も同時に試してみることにした。

耳の病気には鍼灸治療が有効だと聞いていた。特に難聴が定着する前に早めに始めると期待できると。


その鍼灸師は30代の女性。
仮に名前を、佐藤。
佐藤さんはセクシーさはないけど、綺麗な人だ。
アパートの一室で一人で鍼灸治療を行っている。
古いアパートだが清潔にしており、余計なもののないさっぱりした部屋だ。
柔らかなタオルと温かみのある照明、電気毛布であたためられたマッサージ用の寝台、抑えた音量のヒーリングミュージック、そしてもぐさの匂い。

このひと、おかしいんじゃない?

そう思ったのは、3回目の治療。

「耳って精神的な問題の影響が多いって、いいますよね?」
と言いだした佐藤さん。
「よくそう言いますね」
私は寝台の上から一般論で応じた。
「松本さんの場合も色々そういうのがあると思うんですよね」
「はぁ……」
インフルエンザウィルスによる中耳炎の後遺症だと説明しているのに?
「反対の耳は聞こえるんですか?」
「ええ、完璧に」
佐藤さんは何も言わなかった。
しばらくの沈黙。
……何も、言わない?
普通さ、何か言うんじゃない?たとえば「じゃあフィジカルな問題なのかもしれないですね」とか。少なくとも左耳がパーフェクトであることを祝福するようなひとことを言って欲しい。

言わないことに、メッセージがある。

その次の週の耳鼻科の診察。先生は検査結果の紙を見て、
「もう良いでしょう。あなたの耳は正常よ」
だからもう、佐藤鍼灸師のところには行かなかった。

とはいえ、まだ先日の佐藤さんへの違和感は感覚的なものにすぎず何の確信もなかった。
だから私はメールを出した。
佐藤さんの鍼灸治療も私の回復に寄与したのだから、結果を知らないのは不公平だと思ったのだ。佐藤さんは西洋医療に迫害された東洋医療の立場で良く不満を言っていたから、まさにその不満に理解を示すために、治療の終わりくらいは知らせるべきだと思ったのだ。

私はメールで、聴覚が正常にもどったこと、鍼灸治療の効果があったことを述べ、継続して治療を受けたいが今現在は経済的に難しく、またいずれうかがいたい、と書いた。
丸く収まるだろう、と思った。

すると、佐藤さんからの返信は……


本当に聴力がもどったのでしたら、たいへんほっとしました」

本当に、って、何?

治療に関わる鍼灸師の分際で、モラルハラスメント
精神的ダメージを与えてまた耳を悪くさせ、自分なしではいられないように仕向けようとしているの?

私はいつも人に優しそうだとか文句を言わなさそうだと言われる。
実際には非常にきつい性格だし見切りも早いが、顔立ちのためにそう言われる。
佐藤さんも、餌食だと思ったのかな。
そういえば、何の話をしていてもネガティブな方向に誘導されたな…
佐藤さんは、過去が過去として清算される、人が何かを乗り越えるということを信じておらず、世間話の中でちらりと過去のハードな出来事を嗅ぎ付けると「今現在問題を抱えている人」として引きずりおろした。

それは私の自画像とも、他人からの評価とも異なっており、私に激しい苦痛、特に苛立ちを与えたのだ。


この人こんなことして、一体何になるんだろう


固定客欲しさなら、ただ鍼灸治療と安らぎを提供すればいいだけ。
つまり、佐藤さんは別の理由から精神的攻撃で人に影響を及ぼそうとしているのだ。
意識しているにせよ、無意識にせよ。
佐藤さんの抱えている闇は深そうだ。

初めての鍼灸治療でこんなサイコ鍼灸師に出会ってとても残念に思う。


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2012/05/30(水) |

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