びぶりおふぃりあ  ブックレビューとオススメの海外ドラマ・映画のあらすじと感想。顔面血管腫(赤アザ)カバーメイク体験談

「博士の愛した数式」(小川洋子/新潮文庫)

ここでは、「「博士の愛した数式」(小川洋子/新潮文庫)」 に関する記事を紹介しています。

オススメ度:☆☆☆☆★
オススメ対象:数学はニガテというあなたへ。
オススメポイント:江夏豊
ツッコミポイント:博士といっしょに息子の心配をする雷のシーンは心配のための心配と荒唐無稽に感じるありえないほど不出来なシーン。ぜひ改稿を。341が11で割れるのはヒトメ見た瞬間にわかること。
4101215235博士の愛した数式
小川 洋子

新潮社 2005-11-26
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小川洋子を読み終えると、ある種の肉体疲労が残る。
これはなんなのだ、泳ぎ終えたような重たい背中と遠い耳。
この一冊でようやく気付いた。
声を出さずに朗読しているのだということに。
私は本を読む速度は速いほうだし、小川洋子は平明な文章で読やすい作家だ。だから本当に朗読するときのテンポで読んでいるわけではないのだけれど、息遣い、息継ぎ、が、気付くと小川洋子の文章に沿っているのだ。そんな文体を持っている。

さて、私の義理の父が脳腫瘍の手術をしてからもう半年が過ぎようとしている。彼の腫瘍は脳の記憶をつかさどる部分を圧迫し、術前にも私の名前が出てこなかったり、食事をしたことを思い出せなかったりという症状があった。手術をすれば快方に向かうものと思っていたが、腫瘍は取りきれたものの、記憶をはじめ脳の機能は時間が経つにつれ低下、普通の生活を送ることが出来ず、今また病院に入院している。
義父を近くで見守る義母と義妹は、会うたびに
「でも意外とわかってるのよね、このまえからかったらむっとして」
「最近のことは良く思い出せないみたいね」
「普段いない人がいると違うところがあるみたい」
「もともとの性格の部分もある」
と口をついて出てくることといえば、義父の症状・行動への頻繁で活発な考察ばかりだ。
とうに分析などしなくなり確立されていた義父のアイデンティティーの再構成が、病をきっかけに今また行われている。そして再構成すれどもすれども、衰え続けていく義父はその像から逃れ遠ざかっていく。
トイレに行きたい、もう眠りたい、と繰り返し繰り返し大きな声で訴える義父。けれどトイレに行っても排泄はなく、ベッドに入っても眠りは訪れず、歩き回って転倒し、どこにいきたいのかわからず呆然とする。
「だけどお風呂に入れたときひとりにしたら、すごく足腰しっかりと一人で出てきたのよ」
「誰々の話をしたときには筋の通ったことを言ってた」
そういつまでも語り合うひとつの家族を見詰めて、ふとせつない。
これはつまり、領域・境界の問題なのだ。
全て究極の問題というのは、領域と境界の問題だ。
それはこの場合でいえば、どこまでがあの人なのか、どこまでが彼らが愛したあの人なのか、そういうことだ。
それは誰にとっても難しい問題。どこからが育ちで、どこからが遺伝なのか、どこからが自分の意思で、どこからが環境のせいで、どこからが理性で、どこからが欲望で、どこからが心なの?
けれど結局のところ健康な人はあまりにも自分勝手に存在していて、私が愛していようと待っていようと求めていようと、嫌っていようと避けていようと無視していようと、あまりにも自分勝手に確固として存在しているので、境界の問題はなし崩しになる。
流動的なものこそが変わらないものだと信じる私にとって、その人自身とは、その「自分勝手」そのものだ。私はその自分勝手さに挑み、その自分勝手を求め、その自分勝手に殺される。

博士の愛した数式、の博士は事故によりその記憶に障害を抱えている。
ここにはある種の愛が描かれている。しかし、自分を記憶してくれない相手を愛し、愛されることは果たして可能なのだろうか?
愛という問題の対極として登場するのが数式だ。数式は永遠不変の真理として描かれ、記憶によらなくても博士の能力を発揮できる唯一のものだ。その美しさ、優しさにはっとさせられる。
記憶は愛をどれほど支配するのか。その答えはここにはない。

どうかずっと、自分勝手でひどいひとでいて、愛する人たちよ。

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コメント
この記事へのコメント
 小川洋子さんの作品の中では異色な感じでした、もっと重々しい感覚の著作が多いような気がしますが、これは爽快な印象です。
 とにかく映画が楽しみです。
2005/12/20(火) 19:50 | URL | verse #-[ 編集]
そうですね、雰囲気は違いますね。
売れた作品って、やはり売れる理由がどこかにあって、この本の場合はその爽快さなんじゃないかなと思います。
私は、それは江夏豊に負うところ大って気がしてます。
2005/12/21(水) 01:53 | URL | あにょ #djxH/9eE[ 編集]
はじめまして♪ TBありがとうございました。
こちらもTBさせていただきました。

目に見えるものと見えないもの、境界がはっきりしているものとそうでないもの、それらが混在している中に我々は棲んでいるんですね。。

この作品の読後感は本当に爽快でした。
私も読書が好きなので、これからもちょくちょくこちらに来させてくださいね♪
2005/12/21(水) 11:08 | URL | aopu #-[ 編集]
はじめまして!
TBありがとうございました。

本を読む時は文章を読むというより、
本の世界をイメージして、そのイメージを
頭の中で勝手に映像化して記憶することが多いのです。

この作品で一番気になったのはルートの頭なんですよね。
そりゃないだろーって感じです。

こんなくだらない事に目がいくから
物語の本質を理解できないのかしら、なんて反省しています・・・・。
2005/12/21(水) 20:36 | URL | ryon #mQop/nM.[ 編集]
はじめまして。TBありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきました。
友達に薦められて読んだのですが、
数学が学問だってことがなんとなく分かった気がしました。
相手に求めない穏やかな暖かい愛もあるんだと思いました。

たくさん本読んでいらっしゃるんですね。
またお邪魔させてくださいね。
2005/12/21(水) 21:03 | URL | Nao #-[ 編集]
じつはだいぶ昔に、母に勧められて読んだので細かい内容まで覚えていません。
「癒しの物語」というコピーで売られていたかと思いますが、癒しは元気なときには馴染めないもの。
今読むとまた違うのかも知れませんが、当時はすらりと読みながしてしまいました。

流動的なものこそが変わらないもの。なるほど、と思います。人の気持ちは変わっていく。今日好きだといっていたものが明日には嫌いだったり、それはそれは目まぐるしく。
だからこそ愛せる、というのは同感です。
2005/12/21(水) 21:08 | URL | 海明 #ZLvbO.Lc[ 編集]
TBありがとうございます!
読みながら、その世界を大事に味わいたいと思わせる本でした。
よかったです^^
2005/12/21(水) 21:30 | URL | mk #pYrWfDco[ 編集]
オリバー・サックス「火星の人類学者」という本はご存知ですか?
サックスは映画になった「レナードの朝」の原作者で、医学博士でもあるんです。
「火星」は医学エッセイなのですが、脳神経に問題を持つ7人の症例が紹介されています。
その中に「博士の愛した数式」の博士のように数分しか記憶が続かない男性のことが載っていました。
ご参考までにレビューのURLを。
http://blog.goo.ne.jp/curonyanko/e/ee537843488a312f4c34df96674731b3
「博士の愛した数式」はいろいろとツッコミどころがある小説ですが、博士をありのままに受け入れている家政婦さんとルート君には頭が下がります。
2005/12/21(水) 23:18 | URL | くろにゃんこ #Rr/PoIDc[ 編集]
TBありがとうございます。
「領域と境界の問題」は個人的にも興味のある問題です。
びぶりおふぃりあさんとは全く違う観点からですが…
そのうち、自分のブログでも何か書いてみようとは思ってます(いつになるか分かりませんが)。
2005/12/22(木) 09:45 | URL | 23mm #8efRrEo.[ 編集]
はじめまして☆トラバありがとうございました!愛の対極にある永遠不変の真理としての数式。すごく心に残る言葉でした。またお邪魔しますね☆
2005/12/22(木) 14:09 | URL | phruksaa #-[ 編集]


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2005/12/23(金) 17:07 | URL | トプログ #-[ 編集]
TBどうも有難うございました。
私は数学が大の苦手なもので、子供の頃に『博士』みたいな人と出会っていたら
違っていただろうと思って読みました。
来月の映画公開とても楽しみです。
2005/12/24(土) 12:00 | URL | あくあまりん #-[ 編集]
☆aopuさん
境界がはっきりしていない場合っていっぱいありますよね。
そっちのほうがおおいのかしら。。
ぜひまたいらして、他の本の感想などきかせてください♪

☆ryonさん
ルートの頭。そうですよね。上が平らってことですよね。
隠すために帽子をかぶってるくらいだから相当ですよね。
けど、そんな頭って設定にしなくても、ルートってあだ名に
するのは簡単なことのようにおもうんですよね~っ。
物語の本質ってむずかしいですが、こういうつっこみが
できるスタンス、スキですよ☆

☆Naoさん
相手に求めない穏やかな愛か~。私、いつごろわかるんでしょう。(笑
草花にすら見返りを要求してしまうんですよ。。
なんとかならないかしら。

☆海明さん
癒しの物語か。私、癒しっていまいちわからないんです。
何が癒されるのか、っていうのが大事で、渇きとか飢えは癒やされたいってベクトルが理解できるけど、ここ数年言われている癒しはたぶん傷や疲れですよね。それがいまいちわからないのです。みんな何に疲れ、何に傷ついているのか。。
元気なのはすばらしいことです。心から。

☆mkさん
小川洋子さんは、静謐で強靭な世界を描く名手ですよね。
大切に読みたくなるような。

☆くろにゃんこさん
わー、本の紹介ありがとうございます。
こういうのってうれしいですね。
全然しらない本です。チェックしてみますね。

☆23mmさん
「領域と境界の問題」。
もし何か書かれたらここで教えていただけますか?
私も興味あります。視点が違えばなおさらです☆

☆phruksaaさん
ありがとうございます。
永遠不変の真理としての数式が、小川洋子さんによってやわらかくやさしく描かれていますけど、小説と離れて数式の真理を考えると、あまりのシンプルさに空恐ろしいような気がしてしまいます。
またいらしてください。

☆あくあまりんさん
子供の頃こんな先生がいたらよかったのに、とか、思いますよね。
秋頃、職場の人が数学の先生になりたいから、と言って退職していきました。
「なぜ先生になりたいの?」という問いかけに、迷わず「数学が好きだからですよ」と答えた笑顔が印象的でした。
彼はそういう先生になるといいな。


2005/12/27(火) 12:39 | URL | あにょ #djxH/9eE[ 編集]
前にコメントをつけたときに、「領域と境界の問題」について、何か書くと言いましたが、一応書いてみましたので、ご報告をば。TBはちょっと迷ったのですが、ここにしておきました。
拙い文章ですので、突っ込み大歓迎です。
2005/12/31(土) 12:58 | URL | 23mm #8efRrEo.[ 編集]
おしらせありがとうございました。
たのしく読ませていただきました。
いろんなことを考え続け、読ませていただきたいです。
また遊びに行かせてくださいね☆
2006/01/07(土) 12:53 | URL | あにょ #djxH/9eE[ 編集]
TBありがとうございます。
この物語にでてくる数字は
とても温かく読んでいる私の心に
しばらく余韻を残しました。
ここへ来て、いろんな方の感想を読むことができました。
これからも、読ませていただきます。
2006/01/09(月) 22:24 | URL | insalata #-[ 編集]
こんばんは
TBありがとうございました。

記事を読んで確かにこんな風にも読めるなって思ってしまいました。僕は結構第三者的(つまり家政婦的な)見方をしていたのですけれど、身近な存在(つまり義理のお姉さん的な)として見ることも必要だなって思いました。

2006/01/09(月) 23:18 | URL | kbb #sxuycxaE[ 編集]
TBありがとうございます。
皆様はかなり深く読んでいらっしゃるのでびっくりしました。
私は映画化される邦画は「原作を読んでから観たい派」なんです。キャストが分かっている場合は、この場面はどういうふうに演じるのだろう?とか想像しながら読んでいます。
映画を観た後、原作と映画どちらがよいかなんて比べることはしません。両方の世界を楽しみたいだけなので。
これからも時々お邪魔したいと思います。
2006/01/09(月) 23:22 | URL | YASUKO #GWuTU4V2[ 編集]
トラックバックありがとうございます。
『soralogue.』の藤乃そらです。
初めてトラックバックが付いたので、びっくりしつつ、喜んでいます。

この作品は、目に見えないものを感じられるかということを描いた物語だと感じました。
数学によって証明される、様々な事柄。
決して目には見えないけれど、確固たる事実として、そこにあって。
息づいていると言ってもいいかもしれません。
そして、人と人との繋がりにある、何か。

様々な自然科学の基礎を支える、数学。
そんな学問を学び、研究する人は、ロマンチストなんだなぁと、あらためて感じた作品でした。
2006/01/10(火) 09:36 | URL | 藤乃そら #2Uh8DTaM[ 編集]
あんないいかげんなブログをTBありがとうございます笑
最近やっと本を読むようになりました
高校生だしさすがに読んだ方がいいかな~と思いまして・・・
この本は姉に薦められて読みました
映画のCMも今やってますし^^
確かに341は11で割れるってすぐわかりますよね(T∀T;)
高校中退でもわかると思うんですけど笑
2006/01/10(火) 12:06 | URL | みい #-[ 編集]
TBありがとう
2006/01/10(火) 16:55 | URL | ニ純 #-[ 編集]
TBありがとうございました。
彼女の本は初めてだったのですが静かな語り口が好きでした。
物語りも静かに優しく進んで行き何度も読み返したいような本でした。
2006/01/10(火) 18:46 | URL | masumi #qwxxg6EU[ 編集]
TBありがとうございます。
「領域と境界の問題だ。」という観点からの切り口、納得の思いで読ませて頂きました。
彼らの愛はいまどこにあるのでしょうね。
愛は記憶の中に存在するものなのか、
記憶がなければ愛は存在しないのか、
とかいろいろ考えさせられます。

中勘助とか安吾とかも読んでいらっしゃる!
また改めてレビューを読ませて頂きに伺いますね。
2006/01/10(火) 20:57 | URL | 雪芽 #6facQlv.[ 編集]
「流動的なものこそが変わらないもの」
「愛という問題の対極として登場するのが数式だ」
という部分、とても興味深かったです。
さらりと読んでしまった感がある本なので、いろいろ考えるきっかけになりました。ありがとうございます。
また遊びに来ますね~。
2006/01/10(火) 23:25 | URL | たかせ #I9hX1OkI[ 編集]
>あにょさん

読んでいただいて、ありがとうございました。
こちらも、また遊びに来ますのでよろしくお願いします。
2006/01/11(水) 10:05 | URL | 23mm #8efRrEo.[ 編集]
TBありがとうございます。
こちらからもTB返させていただきました。
この小説は、小川さんの言葉のリズムがとても心地よくて
大好きな作品です。
ここでは、色々な人の評価が見られて面白かった。
また遊びに来ます。
今後もヨロシクおねがいします。
2006/01/11(水) 12:10 | URL | chiku #-[ 編集]
はじめまして。
TB有り難うございます。
ご自身の経験と本を照らし合わせたブックレビュー面白かったです。
またちょくちょく来たいと思いますので宜しくお願いします。
   
2006/01/11(水) 18:15 | URL | こう #-[ 編集]
>insalataさん
insalataさんがブログでおっしゃってるように、数学って哲学的なんですね。
私はこの小説で初めてそれを認識したように思います。
三島由紀夫のレビュー、楽しみにしています。書かれたらこちらで教えていただけないでしょうか。
私も三島を書きたい。最初は「金閣寺」か「仮面の告白」か「サド公爵夫人」で、と考えています。

>kbbさん
ちょっと話がずれますが、お義姉さんの存在感がもっと強調されていたら(江夏以上に)まったく違った印象の話になると思いませんか?そう考えてみると楽しい。
家政婦さんはお義姉さんには絶対叶わない、って、お義姉さんは確信してたんですよね。
>YASUKOさん
そういう見方ができるのはとっても楽しいですね。
原作があまりにもヒットしてると映画化って大変なのかな。
ヒットしてなければ、原作は素案として大胆に料理できる気もしますが、どうなんでしょうね。

>藤乃そらさん
私も、はじめてアダルトじゃないトラックバックがついたとき、うれしかった。
目に見えないもの、ありますよね。
感情や思想なんかもそうだけど、まだ発見されていない定理や法則も、目には見えないですよね。目にどころか、頭にも心にも見えないですよね。それを見つけ出すって、やっぱり科学者はロマンチストなんですよね。同意見です。

>みいさん
高校生。うっとりしちゃいますね。
私はその頃、図書委員で、同じ委員会の先輩が好きで好きで、その人の自転車の後ろにのって図書館に行ったりしてました。
341が11で割れるのって、「33」と「11」がするっと半分だけ重なって、3+1=4になるって映像で浮かびます。(パワーポイントとかで説明したい。文章でわかりますか?)皆さんはどうなんでしょう。

>ニ純さん
こちらこそ、コメントありがとうございます。またいらしてください。

>masumiさん
藤原教授の解説を読むと、あの静かな物語をずいぶん精力的にかかれていた様子ですよね。そこが意外というか、小川洋子さんお子さんもいらしたりして、作から受ける印象とけっこう違って、頼もしく思いもします。

>雪芽さん
まあ、ぜひ中勘助とか坂口安吾にもコメントしてくださいね。
安吾は夜長姫と耳男が、もう気がおかしくなるくらい、姫の今わの際のセリフを空で言えるくらい好きです。

彼らの愛。
ほんとにしみじみ思うんです。私は他人の心臓が欲しゅうてならぬ亡者なので、こういう愛って、小説でも読まない限り考え付きもしないな、って。小説っていいですね。

>たかせさん
ありがとうございます。
たかせさんの感想もとても面白かった。正直で真摯だと思いました。
失礼ながら引用させていただきます。
「一瞬一瞬の積み重ねの上に「今」があるという真理は、今までどれだけ私を救ったかしれない。それが「博士」にとっては真理ではないのだと想像したら、それだけで足元が崩れそうな気持ちになる。 」
こんな言い方は不謹慎かもしれないですが、ステキですね。
現実的に博士みたいな人は存在し得ないと思うんですよ。80分しか記憶がもたない、というだけの症状が独立して保持されるっていうのはね。必ず波及して何かがもっと狂っていってしまうはずだと思うんです。精神の安定もしかりではないでしょうか。
でも、たかせさんは設定への批判じゃなくてその設定の架空であるがゆえの恐ろしさを媒体にして自分の何かをつかんでる、感覚を大事にされてますよね。

>23mmさん
あ!(嬉)いらっしゃいませ☆
またきっときてくださいね。

>chikuさん
はじめまして
小川さんは独特の言葉のリズムがありますよね。
ちょっとバロックな感じ、って私は思ってるんですけど、どうでしょう。
でもね、私はどこかそれを破って欲しいという気がしてるんです。
いつかロマン派な小川洋子を見てみたい。きっと凄いですよ。

>こうさん
ありがとうございます。
びぶりおふぃりあでは、自分自身のことを軸に書いていきたいんです。
本それ自体とは違うことが書いてあるのも、読む人に美味しいと思っていただければって思っています。

2006/01/12(木) 02:03 | URL | あにょ #djxH/9eE[ 編集]
TBありがとうございました。
記事を読んで「ああ、やたらと途中眠くなったのはそのせいか!」とちょっと納得。小川洋子女史の作品は初めてなので文体とかとは思えなかったです。もう一度読んでみよう!
正直途中からは、事故にあう前の博士と義姉の関係が気になって、気になってでしたので・・・(汗)
2006/01/12(木) 23:34 | URL | しいな #-[ 編集]
トラックバックありがとうございました。

博士の愛した数式は良い小説だと思いました。久々に心が浄化された気分です。
2006/01/13(金) 10:45 | URL | #-[ 編集]
へなちょこブログにトラックバックありがとうございます!
この本は数学が大の苦手だった私に少しの後悔を与えてくれました。博士みたいに、数学に、数字に、少しだけでも愛を感じられたら数学が楽しめたのかな、と今更ながらに思います(笑
こちらからもトラックバックさせてください!それから、ちょくちょくお邪魔したいので、リンクも繋がせてください。カテゴリが気分別になっていてとても参考になりました!
2006/01/13(金) 20:34 | URL | 小町 #VEIOABK.[ 編集]
TBありがとうございます。
本を読んだ人の数だけ思いがあるんですよねー。
私は短い感想しか書けませんが、
もっと努力せねば、
と、びぶりおふぃりあさんのブログを読んで思ったしだいです。
また時間があれば覗きにきて貰えれば光栄です。




2006/01/14(土) 00:03 | URL | リンゴスキー #a2H6GHBU[ 編集]
>しいなさん
お、眠くなりました?なりますよね。退屈っていうんじゃないけど。小川マジック。
博士と義姉の関係は詮索しどころいっぱいですよね。

>おなまえがありませんでした
はじめまして。
遊びに来てくださってありがとうございます。
良い小説でしたね。年月の評価に耐えていない新しく書かれたものを読むときはいつも「どうか良い小説であるように」と祈りながら読んでいます。

>小町さん
へなちょこだなんて☆すごくかわいいですよ。
小町さんのアフィリエイト、セブンアンドアイなんですね。写真の色がすごくきれい。
気分別のカテゴリにしてるんですけど、冊数がまとまったら、著者別50音、作品名50音のインデックスを作りたいんですよ。
複数のカテゴリに同一記事を登録できるブログだったらよかったんだけど、FC2ってそれできないんですよね。そこが不満なのです。
ぜひちょくちょくいらしてくださいね。
私もうかがいます。

>リンゴスキーさん
友達と本を回して感想を言い合ったりするのも楽しいですよね。
インターネットが普及して、逆のパターン、本を読んだ人と親しく意見感想を交換し合うことが簡単になったので、すごく楽しい。興奮します。
感想は長さではないと思います。
ぜひまだあそびにいきます。
2006/01/14(土) 15:00 | URL | あにょ #djxH/9eE[ 編集]
TBありがとうございました。
こちらもTBさせていただきます。

私は、「博士の愛した数式」は他の作品よりも読みやすくて好きです。

初めてこちらのブログにお邪魔したのですが、色々な人の感想が聞けて面白かったです。
私ももっと自分の思ったことを伝えられたらと思いました。

また遊びに来ますね。
2006/01/18(水) 01:41 | URL | poo #-[ 編集]
初めて来ました、本を”愛”してらっしゃるのが伝わってきます。小川洋子さんは読んだこと無かったので、他もこういうテイストならば心が荒れたときなんかに読みたいですね。
また来ます。

2006/01/18(水) 23:15 | URL | エリーゼ #-[ 編集]
☆pooさん
そうですね、他の作品より読みやすいし、ストーリーがあると思います。他の人に勧めやすいですよね。

☆エリーゼさん
小川洋子さんのほかの作品は、私には美しいけれど退屈に思われるものもありました。
妊娠カレンダーは面白いと思いましたが、意地悪です。(笑
参考に、なりましたでしょうか。。
2006/01/20(金) 02:01 | URL | あにょ #djxH/9eE[ 編集]
「自分を記憶してくれない人を愛すること、愛されること」

なんとも切ない話ですよね。

しかし、実はこれって、特殊なケースではなく、どんな人も少なからず経験しなければならない定めなんでしょうかね。
2007/04/10(火) 23:06 | URL | チャーリー432 #LbYl9WXI[ 編集]
はじめまして。
意味深なコメントですね~。
2007/04/18(水) 00:06 | URL | あにょ #-[ 編集]
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                               久しぶりに心に残る本を読んだので、ちょっとご紹介を。小川洋子著「博士の愛した数式」で第一回の本屋大賞を受賞した作品です。☆★☆ ☆★☆ ☆★☆ ☆★☆ ☆★☆ 
2005/12/24(土) | ★☆★あくあまりんの宝石箱☆★☆
前回の日記で、「境界というのは実は『線』ではない。白と黒の間に横たわる灰色のグラデーションの『領域』なのだ」と書いた。そこで、話を少し広げて「境界」そのものについて考えてみたい。「境界」というものが、例えばコップに入れた水と油のように、くっきりと分....
2005/12/31(土) | 23mm_シホゴンパパのひとりごと
正月休み明けの連休はちょっと嬉しい。っても昨日は仕事だったが。 だから年パスも買
2006/01/09(月) | F.L.H.
「博士の愛した数式」 小川洋子 今度公開される映画「博士の愛した数式」(映画公式ページ)を見に行く話しで友人と盛り上がっています。今度こそ思いっきり泣くぞというつもりで見に行くのですけど、その前に忘れてしまっているようなあらすじを思い出すために再読してみ
2006/01/09(月) | あれやこれや
博士の愛した数式小川 洋子 Amazonで詳しく見る by G-Tools 今月、映画公開の原作。「80分しか記憶の持たない」数学者(博士)と、家政婦とその息子の物語。 数学者といえば「ビュ
2006/01/10(火) | シネマ「ランダマイザ」 cinema:Randomizer
あの、本も出逢いって大切ですよね?突然ですが。誰に勧められたかとか、自分の状況とかによって感想や印象が変わる。上手く運ぶことをワインのようにマリアージュとでも呼ぶとしたら、それが極個人的にですがとっても素敵に作用しました。
2006/01/10(火) | あひるちゃんがゆく
博士の愛した数式読みましたすんげぇ感動したぁぁぁぁ(´□`;)泣かせるような場面あるんだけどそれ以外の普通のとこでも私泣いちゃった笑子供が算数の問題解けて博士と喜ぶとこ
2006/01/10(火) | redsful masterpiece
随分売れていて映画の公開も間近かですね。 映画は博士役に寺尾聡さん、家政婦役に深
2006/01/10(火) | 雨の日の日曜日は・・・
ジャンル:文学ミーツ数学満足度:A数学博士と家政婦の私と息子のルートの優しい関係。読み終わって滂沱の涙。泣きながら頭に浮かんだのは「人には必ず別れがある」。なぜかね。映画が1月21日より封切りされます。公式サイト映像にすると綺麗になってしまうので見ないつ
2006/01/10(火) | びじょびじょん
博士の愛した数式「僕の記憶は80分しかもたない」家政婦の『私』は10歳の息子と暮らすシングルマザー。彼女が組合から派遣されたのは、交通事故により記憶が80分しかもたないという『博士』が住む離れの家。元数学者だった64歳の博士の記憶は、事故のあった1975年で途絶えて
2006/01/10(火) | コンパス・ローズ compass rose
博士の愛した数式 小川洋子  今日の写真の意味は読んだ人は絶対わかるよね?下手な感想は書けない・・と思える小説である。読み終わるまでの数時間は、奥深い数の世界と普遍の愛情に満たされて、読んだ人はどんな人でも、すこし世の中が違ってみえてくるのではないだろう
2006/01/11(水) | つまらない物ですが。
博士の愛した数式小川 洋子 新潮社 2003-08-28by G-Tools最近、映画化のニュースを目にしたので読み返したこの本。やはり何度読んでも、言葉の美しさが際立ついい物語だなぁ。と感動を新
2006/01/11(水) | ブックカバー
博士の愛した数式小川 洋子いよいよ今月末に映画が公開っぽい!これ、映画にしても良さそうだよなぁと思っていたのでちょっぴり楽しみ。博士 =寺尾 聰家政婦=深津 絵里んーシックリくるなぁ、と。内容は知っていても気になる。トレーラーの、「僕の記憶は80分しかもたな
2006/01/11(水) | こうナビ
 80分しか続かない博士の記憶。1975年以降の記憶は新たな記憶を積みかさねようとしても、すぐに崩れてしまう。家政婦の私と、息子、そして博士の生活が単調な中で進む。その中で一見複雑に見える数式を文章に織り交ぜ、やがてオイラーの公式が出てくる。この数学の歴史のな
2006/01/11(水) | マイルス、ボブ・ディラン&ミステリー
博士の愛した数式小川 洋子 / 新潮社スコア選択: ★★★★文庫本が発売されていたので,購入して読みました.2年くらい前になるんでしょうか,本屋大賞を受賞したのは.かなり気になっていたのですが,売れている本はいずれ文庫化されるので,いつもそうなってから読むのが
2006/01/11(水) | ナガメル記
映画化されるんですね。おかげでとうとう文庫版で手に入れることができました{/hearts_red/}実は約二年ぐらい前からこれが読みたくて、文芸書版を買うべきかどうか迷いに迷い「買えって、1000円ぐらい」と自分につっこみを入れながら本屋で立ち読みをしてました。ゆえに
2006/01/12(木) | まいにちのんびり
博士の愛した数式 小川洋子ぼくの記憶は80分しかもたない記憶力を失った数学者の博士毎日新しい家政婦の私ルートというあだ名をもらった私の息子あまりに悲しく暖かい、
2006/01/13(金) | 小町屋
著者:小川洋子以前、新聞の記事で読んだんですが、外国で人気のある作家の何人かの中に、この作者が入ってたのを読んで気になってたんです。そしたら近々映画が公開されると
2006/01/14(土) | 独り上手
博士の愛した数式小川 洋子 新潮社 2003-08-28by G-Tools今年最初の読了本。ハードカバー版を、父から譲り受けたもの。年末、文庫になったのを見て焦って読み始めたのでした。17年ほど
2006/01/14(土) | シロ/クロ。
 ミステリーではないのですが、最近読まれてるこの本の紹介です。 80分しか続かない博士の記憶。1975年以降の記憶は新たな記憶を積みかさねようとしても、すぐに崩れてしまう。家政婦の私と、息子、そして博士の生活が単調な中で進む。その中で一見複雑に見える数式を文..
2006/01/14(土) | マイルス、ボブ・ディラン&ミステリー
文庫になっていたので店先で衝動買い。一気に読めて面白くて、最後は泣けて困る(^^
2006/01/14(土) | かたちになるまえ
一昨年だったと思います。小川洋子さんの書いた「博士の愛した数式」が出版されました。学生の時の授業で小川洋子さんの書いたほかの本(妊娠カレンダー)を読み、名前を覚えていて新刊を読みたいなぁとずっと思っていました。前にも書いたことがありますが、私は文庫しか買
2006/01/18(水) | pooのたわごと
 明日21日、いよいよ「博士の愛した数式」が公開される。その影響か、未完成にも関わらず解説編にたくさんのアクセスを頂いているようなので、時間を見つけて仕上げようと思う。しかし明日は渋谷幕張中学へ入試の応援。取りかかれるのは来週かな。 映画をご覧になられた方
2006/01/21(土) | ネットで算数を楽しむブログ
本屋大賞受賞作で映画化もされた。興味はあったが図書館の予約数がはんぱでなく今も1
2006/01/21(土) | 警察小説やミステリーを読む
僕の記憶は、80分しかもたない。■監督・脚本 小泉堯史■原作 小川洋子(「博士の愛した数式」新潮社刊)■キャスト 寺尾聰、深津絵里、齋藤隆成、吉岡秀隆、浅丘ルリ子□オフィシャルサイト  『博士の愛した数式』 数学教師のルート先生(吉岡秀隆)は、新しく受け
2006/01/23(月) | 京の昼寝~♪
小川洋子さんの原作らしい『言葉』で魅せる映画でした。 前半の博士と家政婦との数字にまつわるやりとりは、期待していた以上に良かった。 寺尾聡さん扮する博士に語らせている『友愛数』や『素数』など数字の世界の潔さや美しさは、博士の人柄を描写していて、『子供』
2006/01/25(水) | 雪になあれ
以前から話題になっており、映画化もされるので手にとってはみたものの、どちらかというと文系人間の私には、とっつきにくい内容なのではないだろうかという思いが、どうしてもぬぐいきれなかった。しかし、読み進めていくと、さしたる数学的知識が必要なわけでもなく、ぐ
2006/01/26(木) | 活字の宇宙へと
うーん。なんという静謐(せいひつ)な世界だろうか。すべてが美しい。この小説に登場する人々すべてが優しい。こんなに美しくて優しくて、いいのだろうか? 現実感ってものが乏しくないか?しかし読み進むうちに考え直しました。現実の世が殺伐....
2006/01/27(金) | ぱんどら日記
220:1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284220=142+71+4+2+1:284・・・友愛数だ神の計らいを受けた、絆で結ばれた数字なんだ。私とルートにとって博士と過ごしすひとときは本当に、大切な時間でした・・・
2006/01/31(火) | ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
公式:http://hakase-movie.com/原作を元に映画化された作品で、原作ファンには不満が残るなどの声があるようですが、原作を読んでない苑名にとって、感動できる作品だったと思います。事故で記憶障害になり、事故以降は記憶が80分しかもたない、数学に魅入られた博士の話
2006/02/01(水) | ENNA BLOG
 実に静かな映画だった。激しい愛の言葉もなければ、涙も憎悪も嫉妬もない。死の場面がなく、ラブシーンもない。淡々と日々の移ろいを追っただけなのに…。それでも、心を打つ、深く静かに、強く。「博士の愛した数式」(小泉堯史監督)はそんな佳作だった。80分しか記憶
2006/02/01(水) | 万歳!映画パラダイス~京都ほろ酔い日記
「僕の記憶は80分しかもたない」。第1回本屋大賞、寺尾聰、深津絵里主演で映画化されたこの小説。あなたはどのように読みましたか?
2006/02/05(日) | 共通テーマ
このタイトル、小説からそのまま付けたので全く関係ないと思うのですが、「博士の異常な愛情(Sキューブリック)」にタイトルが似ていると思っていました。小説でもあの温かな雰囲気が気に入り、映画を楽しみにしていた作品です。小説と映画は別物と思え、と言い聞かせても
2006/02/06(月) | WAKOの日常
 先日、2007年度の本屋大賞が発表になりましたが、その第一回大賞受賞作品の『博士の愛した数式』は読売文学賞も受賞しています。映画にもなりましたね。 私は、物理・数学系が好きなので面白く読めましたが、数学が苦
2007/04/10(火) | 徒然