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グランチェスター 牧師探偵 シドニー・チェンバース

ここでは、「グランチェスター 牧師探偵 シドニー・チェンバース」 に関する記事を紹介しています。

おすすめ度:☆☆☆☆☆

聖職者が探偵、という題材はヨーロッパのドラマにおいて珍しくない。
牧師という職業柄人々の秘密に精通しており、また、死や結婚にも深い関わりがあるから、探偵に仕立てやすいのだろう。
弁護士や医者、看護師なども事件に近い存在なので同じくドラマの主人公になりやすいが、牧師と大きく違うところは、そう、日本ではあまりポピュラーな存在ではないということだ。教会はよく見かけるので牧師はもちろんいると思うのだけれど、牧師のファッションである白いカラーをつけた姿は見かけない。海外ドラマだとそのカラーが浮世を離れた身分であることを示すモチーフとして登場人物たちの間で指さされたり目くばせされたりしているけれど。

さて、この牧師探偵シドニー・チェンバース。
ハンサムなのよね。それにやさしい声で話すし、とっても慈悲深い。それで牧師でありながらものすごくモテるの。
好きな音楽はジャズ。舞台は第二次世界大戦終わった直後のイギリス、ケンブリッジ近くのグランチェスターという村。
教区で起こったある殺人事件がきっかけで、刑事ジョーディーとでこぼこコンビを結成。二人でさまざまな事件を解決していくって筋立て。

シーズン1は、シドニーのソウルメイト、アマンダの結婚が大きなテーマになってる。
そう、ドラマの最初のシーンでアマンダとシドニーが田舎の河岸ではしゃぎながら遊んでいる姿を見せつけられて、「次の金曜日にね!」とロンドンへ走り去る汽車を駅で見送るシーンでダメ押しされ、誰でもすっかり二人が恋人同士だと思うわけだけれど、アマンダは次の登場でゴージャスな婚約指輪を見せる。
ショックよね。
シドニーもショックだけど、見ている私だってショックよ。なんで?二人はものすごく良いカップルだったし、牧師には奥さんが必要でしょう?結婚できないのはカトリックのはず…。
失恋の悲しみを忘れるためか、事件解決に没頭するシドニー。
ちょっとした人々の会話に現れたキーワードでその人の行動を見破る、そんな牧師ならではの謎解きが面白い。


シーズン2は、グランチェスターの村で発生したある不祥事に端を発する。そのスキャンダルがやがてグランチェスターの村全体を巻き込む悲劇を生む。美しくも小さな村で、失われる少女と少年の命。これ以上ない悲劇だ。現実と折り合うために決断したはずのアマンダの結婚生活の雲行きは怪しい。アマンダもシドニーを愛していたこと、彼のプロポーズを待っていたこと、シドニーは自分が牧師であるためにアマンダに不釣り合いだと勝手にあきらめてしまっていたことが徐々にわかる。お互いにかけがえのない人だということも。でも、時すでに遅し、アマンダは夫ガイの子を妊娠したと告げるのだった。
シドニーの身の回りの人々の変化やジョーディーとの友情の危機もあって、シーズン2はとてもよくできた話だった。
それにしても死刑については、あんなに簡単に死刑になるなんて、そして判決からあんなにも早く処刑されるなんて、昔って怖かったんだなぁ。それが今やイギリスは死刑制度廃止してるし、時代は変わるわ。世が世なれば彼は死刑にならないし、そもそも事件が起こらない。同性愛者のレナードも、この時代では許されていなかった。

シーズン3制作も決定しているそうだし、目が離せない。

◆ キャスト
シドニー・チェンバー ジェームズ・ノートン
主人公。グランチェスターの教会の牧師。ハンサムで誠実、ウィスキーとジャズが好き。
アマンダ・ケンダル モーヴェン・クリスティ
名家の相続人。美術館で働いていた。シドニーに会うため足しげくグランチェスターに通う。
ジョーディー・キーティング ロブソン・グリーン
刑事。仕事熱心で正義感が強い。子だくさんで愛妻家。
マグワイヤ夫人 テッサ・ピーク・ジョーンズ
牧師館の家政婦。きつい性格だが家庭の切り盛りは抜群。
レナード・フィンチ アル・ウィーバー
副牧師。臆病でかわいらしい性格。いつでも本を読んでいる。


web拍手

それにしても、やっぱり、小さな村での牧師という存在は興味深いよね。村の人々全体の心を拾い集める役割。そういう人がいてくれたら、どんなに良いかしら、とも思うけれど、ドラマの中んらいざ知らず、実際にはどうなのかな。そんな人はいないのかな。きっと、いないのよ。
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