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ポケット詩集



ポケット詩集、という小さな詩集がある。
宮沢賢治、茨木のり子、まど・みちお、・・・・・・と近現代の日本語で書かれたいろいろな詩人の詩があつめられている。
いろんな詩人の作品があるから、ページをめくるたびに新鮮だ。
それでいて、ちゃんと統一されている。
これは、子供向けに編まれたものなのだろうか。
童話屋という名前の出版社から出ているから、迷うのだ。
図書館では、子どもの本のところにあった。
本屋では、詩集のところにあった。

詩集のコーナーはとても狭い。図書館でも、本屋でも。

このポケット詩集は、Amazonでの評価は120件ついて、4.3。
すこぶる評判が良いのだ。
好評だったためか、シリーズで4まである。
今日は最初の1冊を読んだ。
後続を出す予定がなかったために、1とは書かれていない、そんな一冊目。

私は、まど・みちおさんの『くまさん』と、会田綱雄さんの『伝説』が好き。
まったく違う詩なんだけど、どこか共通する何かがあるようだ。
私が好きになる、何か。

すんなりと、こころに言葉がはいってくる。
そして、自分がくまさんだな、と思う。
そして、自分が湖で蟹を採ってそれを売り、熱い粥を作っているのだ、そして一言も口をきかずに誰かと震えて抱き合っているのだ、と感じる。

毎日毎日多くの文字数を書き散らしているとやがて、良い文章とは?言葉のきらめきとは?
ということが考えられなくなる。
雑に書いているわけではない。
ただ手が思考に追いついて、やがて追い越しているのではないか、と、奇妙なスピード狂めいた妄想がふと、浮かぶだけ。

そんなとき、
詩集をひらくと、
ことばはキラメいて、

やけに沁みてくるのだ。
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