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~子どもに語る~トルコの昔話  児島満子 編・訳



あるところに(、といってもトルコ国内のあるところ、だけれど、)に王様がいて、占いで「羊飼いの娘と結婚する。いまはまだ生まれたばかりの赤ん坊だ」と告げられる。
王様は羊飼いの娘が后となることを不服に思い、羊飼いの家を訪ね、生まれたての赤ん坊を剣で切り刻んで殺す。
羊飼いの夫婦は嘆き悲しむが、坊さんが亡骸を清めると赤ん坊は蘇り、すくすくと育って美しい娘となる。
やがて王様はこの美しい娘を見初めて妻とするが、初夜のふたりきりの部屋で、彼女の体が傷だらけであることに気付き、身の上話を聞いて、妻があの切り刻んだ赤ん坊であることを知る。
そして運命から逃れられないことを知り、二人はずっと幸せにくらしましたとさ。

‥‥‥。

‥‥‥んなわけあるかい!!
これは『トルコの昔話』に収録された『羊飼いの娘と王様』、という物語なのだが、
もう一度言おう、
んなわけあるかい!!

トルコの王様はここまで残虐なサイコパスで良いことになっているのだろうか?文化の違い?
いやいやいやいやこれは身分や国にかかわらず、世界共通のはず。
なぜアラーはこの王様を雷で撃たないのだろう。そして黒焦げにしてしまわないのだろう。
アラビアンナイトだとそうなるのに。
自分がこの后だったら必ず寝首を掻く。
この后の父だったら、‥‥‥気が狂ってしまうかも。

というような粗削りのお話しがたくさん載っているので、この、「○○の昔話」シリーズとってもおすすめなのです。
テンプレート量産型のストーリーにへきえきしているあなた、脳をリフレッシュしましょう。

目次

カラスととげ
金の糸のまり
聖地メッカへ行けなかったキツネ
がまんの石と刀
ケローランと鬼の大女
羊飼いの娘と王様
豪傑ナザル
シカのお告げ
チャンクシュ チョルクシュ
ナレッディン・ホジャの笑い話
 ・わかっている人は、わかrなあい人に
 ・まねかれたのは上着
 ・イチジクで幸い
 ・九百九十九まいの金貨
 ・だんまりくらべ
 ・わしは死んじまった





「ケルト幻想物語」(W・B・イエイツ編 井村君江編訳/ちくま文庫)

↑こちらの記事で取り上げた、ケルトのお話しも素敵です!
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